警戒心が強くて不安な表情をしていた元野犬の子犬 2年後、家族に心を許した姿に「信じることを頑張ってくれてありがとう」
苦手なこともあるけれど、少しずつ克服していろいろなことができるように!
まだ臆病なところがある白雪ちゃんについて、「一般的な犬に比べたら苦手なものは多いと思います」と話す飼い主さん。それでも、白雪ちゃんはこれまでたくさんのことを克服してきた頑張り屋さんだといいます。 たとえば、お迎え当時の白雪ちゃんは見るもの、聞くものすべてが怖かった様子で、「お散歩なんて論外」だったそう。やっとクレートから出てこられたかと思ったら、今度はソファの下に潜り込んでしまい、「目も合わないし、お散歩の用意をしただけでほふく前進で逃げ惑う状態」だったのだとか。 それが、散歩の訓練を試行錯誤しながら続けていくなかで、白雪ちゃんは散歩が大好きなコになったといいます。 また、感情表現が豊かになったところなど、飼い主さんは日常のさまざまな場面で白雪ちゃんの成長を感じているそうです。 飼い主さん: 「イタズラを指摘されると『やべっ』って顔になったり、パパには『きゅるるん』な上目遣いでおねだりしたり。子どもたちとはめちくちゃ笑顔で遊んだり、お散歩中も『楽しいねー!』というような笑顔で振り向いてくれたりと、表情が豊かになりました。 甘えられるようになったかと思えば、抱っこは今でも大嫌いだったりと、まだまだ難しいなぁと思うことも多いですが、今は『すべてひっくるめて白雪なんだ』と受け入れています。 無理強いはせずに白雪のやりたいようにやらせてあげることで、白雪らしさが出てきているなと思います」
元野犬だった白雪ちゃんへの思い
飼い主さん家族のもとでさまざまな経験をしながら、白雪ちゃんは現在も健やかに成長しています。白雪ちゃんをお迎えしてからの日々を振り返り、飼い主さんはどのようなことを思うのでしょうか。 飼い主さん: 「今があるのは、とにかく白雪が人を信じることを頑張ってくれたおかげです。白雪には苦労させてしまったこともあるかと思いますが、全力で甘えてくる姿を見ると『あんなにビビりだったのにこんなにも甘えてくるなんて頑張ったねぇ』と思います。 白雪には毎日『うちに来てくれてありがとう、頑張ってくれてありがとう』と思っています」 写真提供・取材協力/@papapandapandraさん/X(旧Twitter) 取材・文/雨宮カイ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
いぬのきもちWeb編集室