【巨人】秋広優人 オーストラリアWL武者修行で巻き返しへ 決断の背景に岡本和真の金言
巨人の秋広優人内野手(22)が6日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、800万円減の2450万円でサインした。 【写真】契約更改後に会見した秋広 4年目の今季は不本意な1年に終わった。昨季は121試合出場し打率は2割7分3厘、本塁打はキャリアハイとなる10本をマーク。ところが今季は急降下し26試合出場で打率は2割6分1厘、本塁打0という悔しい結果となった。更改後の会見では「プロ4年間で一番苦しい、悔しいシーズンだった。そういう思いをオフの期間にしっかり準備して、来季はチームの優勝に貢献できるように頑張りたい」と振り返った。 心機一転、7日にはオーストラリア・ウインターリーグに参加するため現地に向けて出国予定。およそ1か月半の武者修行に臨むことになった。すでに阿部監督からも「異国の地に行って自分で自立してやんなくちゃいけないから、人生勉強にはなる」とゲキを飛ばされている。 リスタートのチャンスを与えられた格好だが、実は当初「迷い」があった。当初、海外武者修行の候補地となっていたのはオーストラリア、それにプエルトリコ。そのどちらに派遣されるのかも、すぐには決まらず自身も躊躇(ちゅうちょ)しかかっていた。 そんな中、背中を後押ししたのは、偉大な先輩・岡本和真内野手(28)からの「ひと言」だった。岡本和もプロ2年目の16年におよそ2か月間、プエルトリコのウインターリーグで修行した経験の持ち主。翌年からは出場試合数も増え、言うまでもなく今では「巨人の主砲」としてチームの屋台骨を支える存在となっている。 「(チームの)ディレクターさんから『和真に今のうちに話を聞いておきな』って言われて、和真さんに『ウインターリーグどうでしたか?』って聞いたら『楽しかったよ。もう1回行ってみたいし』って言っていて。和真さん含めて、いろんな人からの言葉を受けて、頑張ろうって思いました」(秋広) 現役時代に海外のウインターリーグで武者修行を重ねた亀井コーチや橋本コーチからも「絶対に行った方がいい。いい経験になったよ」と助言を受けたという。 会見では「英語はまあ…。ジェスチャーとハートで頑張ります」と白い歯をのぞかせながら元気よく語った秋広。飛躍のきっかけを自らの手でつかみ取る。=金額は推定=
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