「パリを超える」レスリング井上謙二新強化本部長がロサンゼルス五輪に向け抱負
日本レスリング協会は11日、東京都内で全日本選手権(19日開幕)の記者発表を行い、新たに強化本部長に就任した井上謙二氏(48)が「2028年ロサンゼルス五輪に向けて、日本全体で戦い、パリ五輪を超える成績を目指す」と意気込みを語った。 今夏のパリ五輪で日本は史上最多となる金8、銀1、銅2の計11個のメダルを獲得した。04年アテネ五輪男子フリースタイル60キロ級銅メダリストの井上氏は「日本の強さ、やればできると証明してくれた」と評価。そのうえで「満足は後退の始まり」と海外選手を招いた国内合宿などの強化策を掲げた。 パリ五輪代表は女子68キロ級銅メダルの尾崎野乃香(慶大)のみが全日本選手権にエントリーしており、「4年後への第一歩。若い選手の勢いはもちろん、ベテランの強さにも注目している」と期待を寄せた。