渋野日向子

　米女子ゴルフツアー「ビュイックLPGA」初日（10日、中国・上海旗忠GC＝パー72）で、渋野日向子（25＝サントリー）は3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの76で回り、4オーバーの72位と大きく出遅れた。 　スタートの10番でバンカーにつかまり、いきなりダブルボギー。渋野は「WOWOW」のインタビューで「前半は良くないスタートで、なかななか切り替えが難しかった。後半は何とかチャンスで2個（バーディーが）決まって安定したゴルフができた」と振り返った。 　苦闘の要因は「パッティングが、ちょっとラインを読み切れていなかったかなと思った」とグリーン上を挙げ、「なかなか日本にはないグリーン。砂が混じってしまったりということもあるので、ラインを読むのが難しい」と語った。それでも最終9番でバーディーを奪い、「明日も頑張れる要因。まだ3日間あるので、アンダーを一日でも出せるように頑張りたい」と前を向いた。 　8月のメジャー「AIG全英女子オープン」で予選落ち。前戦の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」でも決勝ラウンドに進めずと、波に乗れない状況が続く。「WOWOW」で解説した服部道子は「なかなかこう、課題が今の渋野さんには自分の中でも多いので。自分の中でも整理できていない状況なのかな」と指摘していた。