【スパーキングレディーC】アーテルアストレアが鮮やかな差し切りで交流重賞3勝目! 菱田裕二騎手「最後は弾けてくれて強いところを見せてくれました」
7月3日(水)の川崎11Rで行われた第28回スパーキングレディーカップ(JpnⅢ、3歳以上オープン、牝馬、別定、ダート・左1600メートル、12頭立て、1着賞金=3000万円)は、菱田裕二騎手の1番人気アーテルアストレア(5歳、栗東・橋口慎介厩舎)が後方2番手追走から勝負どころで外々回って進出を開始すると、直線で外から鮮やかな末脚で差し切りV。初のマイル戦で交流重賞3勝目を挙げた。タイムは1分41秒5(稍重)。 クビ差の2着には大井のキャリックアリード(6番人気)、さらに1馬身半遅れた3着にヴィブラフォン(4番人気)が入った。なお、昨年2着のスピーディキックは4着、2番人気のミラクルティアラは6着に敗れた。 スパーキングレディーCを勝ったアーテルアストレアは、父リーチザクラウン、母スターズインヘヴン、母の父ワークフォースという血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主はフィールドレーシング。通算成績は21戦8勝(うち地方7戦3勝)。重賞は2023年レディスプレリュード(JpnⅡ)、今年のクイーン賞(JpnⅢ)に次いで3勝目。橋口慎介調教師、菱田裕二騎手ともにスパーキングレディーCは初勝利。 ◆菱田裕二騎手(1着 アーテルアストレア)「色々な競馬場を転戦する中で、コース形態を考えて早めに動かすような今までの形を崩す競馬もしてしまいました。前回はそれが仇となってリズムを崩したんですが、今回は今までの良いリズムを意識して乗ろうと思いました。最後は弾けてくれて、強いところを見せてくれました。向こう正面で“前が離れたなあ”と思いましたが、馬の手応えは良かったので、焦らず信じて乗りました。直線半ばでは前の馬を交わせる手応えで、良い脚を使っている時に後ろから差されたことはないので大丈夫だと思いました。調教は難しい馬ですが、担当者の方が上手に乗ってくれて、良い状態で迎えることができましたし、強いところを見せてくれて良かったです」