最悪の無駄遣い…。バルセロナの歴代“不良債権”選手(3)嫌われて当然? クラブを「刑務所」呼ばわりした男
バルセロナはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でバルセロナが獲得した選手で“不良債権”となった例をワーストイレブン形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。 【画像】バルセロナの歴代“不良債権”選手 一覧
CB:サミュエル・ウンティティ(元フランス代表) 生年月日:1993年11月14日 在籍期間:2016年夏~ 移籍金:2500万ユーロ(約35億円) 通算成績:133試合2得点1アシスト バルセロナ加入当初は主力として活躍していたサミュエル・ウンティティだが、半ば強制的に出場したロシアワールドカップ後に体が悲鳴をあげ、キャリアは崩壊した。ヒザに爆弾を抱えながらも手術に踏み切ることはなく、保存治療を選択し続けたこともあってトップコンディションには戻れず。その間にライバルたちに先を超され、徐々に戦力として見なされなくなった。 そんなウムティティはピッチ内だけでなく、ピッチ外でもクラブにとっての“頭痛”となっている。もはやフル稼働できる状態ではないウンティティは当然ながら放出候補となったが、高い給料を受け取っていたため、移籍に対して消極的な姿勢を貫いており、まさに不良債権と化したのだ。この“頑固さ”はサポーターの怒りを買い、激しいブーイングを浴びせられることもあった。 2022年の夏にようやくレッチェへのレンタル移籍を決断したウンティティだが、ここでもクレ(バルセロナファンの愛称)の怒りを買っている。なんと、バルセロナで過ごした直近4年を「まるで刑務所で過ごした気分」と表現したのである。そのウンティティは、減俸を飲み込む代わりにバルセロナとの契約を2026年まで延長したが、同年6月30日に契約解消が発表された。
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