アンゴラ村長が明かす「芸人仲間との真夜中のZoom会議が、メンタルを落ち着かせてくれるんです」
「運が良い人」の秘密は「習慣」にあった ――第一線で活躍する各界の著名人たちが、実践してきた「とっておき」を明かす。 【写真】大胆…!アンゴラ村長、話題になった初写真集の表紙 アンゴラ村長(お笑い芸人)/'94年、埼玉県生まれ。にゃんこスターとして、「キングオブコント2017」の縄跳びネタで人気に。近刊にデジタル写真集『151センチ、48キロ』(講談社)がある
長いときには4時間も
ここ3~4年ほど、芸人仲間2人と仕事終わりの真夜中にZoom会議をして、ネタを磨いています。 『キングオブコント2024』('24年10月)で決勝に進出したファイヤーサンダーの﨑山祐さんと、元ゼンモンキーの荻野将太朗(ムニエル)さんと3人で、各々がネタを持ち寄るんです。 そしてこの言葉は要らないとか、こういう言葉じゃないとお客さんに伝わらないとか、客観的な意見を出し合います。 カフェに集まるときもたまにはあるんですが、真夜中だとカフェが閉まっていたり、終電があって1ヵ所に集まりにくいですからね。 24時くらいに私が招待メールを送って2時間ほど話しますが、長いときには4時間も話し合ってネタを生み出しています。
「今日は人生で一番良い日だ」と思う
このZoomネタ会議は最低でも週に1回はしていて、新ネタのライブ前などは週に7回することもあります。 実際、『キングオブコント2024』でファイヤーサンダーが披露した、「野球部と不良」というネタも細かい部分でアドバイスを求められたりしました。 最初は普通のサングラスをかけていたはずの不良が、気付けばスポーツサングラスをかけている場面がある。そのため、最初からあまり派手なサングラスはつけておきたくない。 だけどスポーツサングラスに変わったことは伝わってほしい。ふちが赤色だと派手すぎる……とか、どんな小道具を使うかなど細かいところまで話し合っているんです。 Zoom会議を始めてから、3人そろって成長してきたと感じますし、何よりも私のメンタルが落ち着きました。 相方のスーパー3助さんは本当にメチャクチャな人なので、ネタの話をしていても私のほうが悩んでしまう(笑)。 だからZoomで2人に相談することで気持ちが安定して、地に足をつけた芸人生活ができているんです。 メンタルを保つルーティンで言うと、家の玄関のドアの茶色を見たときに、「今日は人生で一番良い日だ」と思って外出するようにしています。 すると仕事でイヤなことがあっても、「ここを直したらとてもいい自分になれるんじゃないか」、赤信号で止まっても、「いま止まったことで珍しい虫を見られるんじゃないか」とポジティブな考え方ができるんです。 時には忘れてしまうルーティンなので、そろそろドアに「今日は人生で一番良い日」と書いておこうと思っています。 「週刊現代」2024年12月28・2025年1月4日号より ……・・ 【つづきを読む】芸人・アンゴラ村長の写真集が「大ヒット」…30歳の“普通の姿”が「かわいい」と言われて感じたこと
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