【ラグビー日本代表】“世界一のセンター”へ 中村亮土 全選手紹介#14
9月8日に4年に一度の祭典、『ラグビーワールドカップ』が開幕します。 4年前の日本大会では、史上初のベスト8入り。さらに今大会は、「優勝」を目指しているラグビー日本代表。 その代表メンバーを全員紹介します。今回は中村亮土選手です。
■目標は「世界一のセンター」
鹿児島県出身の中村選手は、鹿児島実業高校、帝京大学を経て、東京サントリーサンゴリアスに2014年入団。 ポジションはセンター(CTB)で、ハードなランとタックルが持ち味です。所属しているサントリーでは2020-2021、2021-2022シーズンに主将を務めました。 代表初キャップは2013年5月UAE戦で、代表通算キャップは35。2019年のワールドカップでは全5試合に先発出場し、緩急を使ったプレーを駆使。テクニックの幅が広がったことを証明し、初の8強入りに貢献しました。 さらに今回はパス、キックなどスキルに加え、浦安キャンプではフィジカルの強化を試み、攻撃面で進化を見せています。 また、コミュニケーション能力も高く、日本代表の中盤として、ディフェンスラインを統率しています。 中村選手は「個人としては4年前から掲げてる世界一のセンターを目標にしているので、ターゲットぶらさずにやっていきたい」と話しています。
■ラグビーを始めたきっかけは父
実は中学までサッカーを続けていた中村選手ですが、ラグビーを始めたきっかけは父の勧めでした。 中村選手によると、父は「息子が生まれたら絶対ラグビーをさせる」というくらいのラグビー好き。実際、中村選手には姉が2人いる末っ子長男だが、父は中村選手が生まれたときに「ラグビーさせる男の子を産んでくれてありがとう」と母に伝えたそうです。 ラグビー好きな父の影響で、中学入学時にはラグビークラブへ練習参加をしていたものの、地元・鹿児島ではラグビーが発展しておらず、学校ではサッカー部に。その後、高校入学のタイミングでラグビーを始める決意をしました。 今回のW杯メンバー選出に中村選手は、「両親が一番喜んでいましたね。特に父親が喜んでいます」とコメント。さらに、家族にどんな姿を見せたいかを問われると、「活躍している姿を見せたいですね。本当に2019年のワールドカップを塗り替えるようなプレーをしたいですし、結果を出したいと思っています」と意気込みを語りました。 ◇中村亮土選手 主なポジション:センター 生年月日:1991年6月3日 所属チーム:東京サントリーサンゴリアス 身長:182センチ 体重:92キロ 出身地:鹿児島 出身校:鹿児島実業高校→帝京大学 ◇日本代表のW杯スケジュール(日本時間) 9月10日 VSチリ 9月18日 VSイングランド 9月29日 VSサモア 10月8日 VSアルゼンチン