阪神・伊藤将 昇格へ出直し82球 降格後初登板は5回2失点「感覚的には良かった」ストレートに手応え
「ウエスタン、阪神3-2広島」(5日、鳴尾浜球場) 阪神・伊藤将司投手が2軍降格後、初実戦で先発マウンドに上がった。「ストレートをしっかり投げきるように」と課題を胸に刻んで、5回2失点。4三振をマークして、「球速も結構戻ってきているので、感覚的には良かったですね。ストレートで押せたというのも、空振りとれたというのも良かった」と手応えを示した。 初回は三者凡退でスタートを切ったが、1点リードの二回、先頭の磯村に左越えの同点弾を浴びた。三回には先頭・ロベルトからの3連打で勝ち越し点を奪われた。五回も1死からロベルトに左前打。それでも韮沢を140キロ、内田を142キロの直球で連続空振り三振に仕留めて、82球で交代となった。 前回8月27日・DeNA戦(横浜)は、発熱のビーズリーに代わって緊急登板。3回4失点の不本意な内容で出場選手登録抹消となった。出直しの鳴尾浜で「久しぶりに五回まで投げたんで、気持ち良かったです」と8月3日のウエスタン・オリックス戦以来となる5イニングに充実感。「しっかり結果を出していくだけだと思います」。シーズン最終盤での再昇格へ、抜かりなく準備を進める。