DeNA・度会隆輝は衝撃デビュー、巨人・西舘勇陽は新人初の開幕10試合連続無失点&ホールド | 23年ドラ1振り返り | セ・リーグ | プロ野球
2024年プロ野球ドラフト会議が10月24日に行われる。ここでは1年前の2023年プロ野球ドラフト会議で、セ・リーグ球団から1位指名を受けた選手の1年目を、動画とともに振り返る。 【映像】23年ドラ1選手たちの活躍を動画で振り返る|セ・リーグ
読売ジャイアンツ:西舘勇陽(中央大)
中継ぎ投手として開幕一軍入りを掴むと、阪神との開幕戦でいきなりデビュー。4点リードの7回に登板し、三者凡退に抑えて見せた。これで勢いに乗ると、開幕から10試合連続無失点と好投し、新人投手としては初の開幕から10試合連続ホールドも記録した。 6月に打ち込まれて二軍調整となるも、10試合(先発9)で38.2回を投げて1勝0敗、防御率1.40、54奪三振の好成績を残し、夏場に再び昇格。8月23日の中日戦では初先発で5回4失点と粘りの投球を見せた。 シーズンを通して一軍の戦力となることはできなかったものの、先発・中継ぎで通用する実力を見せた1年目だった。
阪神タイガース:下村海翔(青山学院大)
大学時代の疲労を考慮し、春季キャンプは二軍でスローペース調整となり、ブルペン投球も1度のみ。オープン戦でも登板がなく、4月11日に右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けたことが発表された。1年目は一軍、二軍ともに登板なしに終わった。
横浜DeNAベイスターズ:度会隆輝(ENEOS)
春季キャンプからアピールに成功し、オープン戦では16試合で打率.434(53打数23安打)をマークし、球団の新人としては初めてのオープン戦首位打者に輝いた。 その勢いのまま迎えた開幕戦では「1番・右翼」でスタメン出場、3点ビハインドで迎えた3回の第2打席ではプロ初安打となる3ランを右翼席に叩き込んだ。翌日の試合では、第1打席で頭部死球を受けながらも第3打席で2号2ランをマーク。新人が開幕から2試合連続本塁打を放ったのは史上3人目、セ・リーグでは初の快挙となった。 その後不振による二軍調整を経験するも、6月には6試合連続でタイムリーを放つ活躍を見せ、7月にはオールスターにも出場した。しかし夏場以降はほとんどを二軍で過ごすこととなった。ドラフト直後から大きな注目を浴び続け、その才能の片鱗を見せた1年目だった。