DeNA・度会隆輝は衝撃デビュー、巨人・西舘勇陽は新人初の開幕10試合連続無失点&ホールド | 23年ドラ1振り返り | セ・リーグ | プロ野球
広島東洋カープ:常廣羽也斗(青山学院大)
春季キャンプは二軍スタートとなるも、中盤から一軍に合流。しかしコンディション不良のため、キャンプ終了後は三軍での調整となった。5月7日にファームで公式戦初登板を果たすと、12試合(先発11)で63.2回を投げて2勝6敗、防御率3.96、46奪三振の成績をマーク。 9月15日のDeNA戦でプロ初登板を果たすと、5回1失点、4奪三振と好投。味方打線も序盤から爆発し、プロ初勝利を手にした。9月29日の中日戦では6回2失点の内容も勝ち負けつかず。プロ1年目は一軍では2試合のみに終わったが、来季以降の飛躍を感じさせる投球を見せた。
東京ヤクルトスワローズ:西舘昂汰(専修大)
1月の新人合同自主トレーニング中に上半身のコンディション不良を訴え、約2ヵ月間はノースロー調整となり、キャッチボールを再開したのは3月だった。6月9日、23歳の誕生日に実戦デビューを果たすと、5試合(先発2)で9回を投げて1勝1敗、防御率5.00、11奪三振の成績を残した。 しかし8月13日以降は登板がなく、9月に右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けたことがわかった。今後は復帰を目指し、リハビリに取り組んでいく。
中日ドラゴンズ:草加勝(亜細亜大)
1月の新人合同自主トレーニング中に違和感を訴え、右肘内側側副靱帯損傷と診断を受ける。田中将大らが行った「PRP注射」などの保存療法で復帰を目指していたが、2月1日にトミー・ジョン手術を受けた。 その後はリハビリに取り組み、一軍、二軍とも公式戦での登板はなかったが、10月の時点でブルペンの傾斜を使っての投球練習を行うまでに回復している。悔しい1年目となったが、来季のデビューを目指し、地道なリハビリに取り組んでいく。
その他の活躍したルーキーたち
DeNA5位:石田裕太郎(中央大) ソフトバンクとの交流戦でデビューし、5回1失点の好投でプロ初登板初勝利をマーク。さらに2試合目の西武戦では9回4安打無失点で完封勝利。わずか95球の快投で「マダックス」を達成した。その後も先発投手としてチームの力になり、12試合で4勝3敗、防御率3.97の好成績を残した。 巨人4位:泉口友汰(NTT西日本) オープン戦ではサヨナラ打を放つ活躍を見せ、開幕一軍入りを掴む。開幕戦でデビューを果たすと、巧打と好守でチームの勝利に貢献。シーズン中盤には遊撃や三塁でのスタメン出場も増え、66試合で打率.201(164打数33安打)、1本塁打、9打点の成績を残した。