城下町とアートの融合 日本の風景を独自の技術で捉えた写真展 日南市飫肥で開催
宮崎放送
城下町で開かれている写真展の話題です。宮崎県日南市では、日本の風景を独自の技術で捉えた写真の展示会が開かれています。 (田尻怜也記者) 「城下町の街並みが残る日南市飫肥。こちらの宿では、現在、アートとのコラボレーションが楽しめます」 日南市の飫肥城下町にある2つの宿泊施設で開かれている写真展「JAPAN SHOT」。 宮崎と東京を拠点に活動する写真家、酒生哲雄さんの作品、86点が展示されています。 会場のひとつが、武家屋敷を改修して作られた宿泊施設「茜さす」。 こちらには、宙に浮いているように見える大阪城や、平等院鳳凰堂の写真が展示されています。 また、風呂場には、人々が行き交う東京駅の作品が展示されています。 (写真家 酒生哲雄さん) 「日の当たる夏は影がきつくて、冬は影が長くなって、それが映らない薄暮の時にきれいな建物の発色が得られた。お風呂のよさとともに鑑賞していただきたい」 そして、もうひとつの会場が、古民家を改修して作られた宿泊施設「犀」。 こちらには、飫肥藩藩主の屋敷「豫章館」を映した作品などが展示されています。 (カリフォルニアからの来場者) 「初めて見た。古い建物だけど内装がすごく素敵になっていて、その中でギャラリーみたいになっているのもすごい素敵。日本っていろいろあるんなってすごい感じる」 (日南市からの来場者) 「ベッドの上に置いてあったり、食卓の上に置いてあったり、そういったところと城下町が一体するということが感動、すばらしい」 (写真家 酒生哲雄さん) 「宮崎の中にある飫肥の城下町を私の写真とともに楽しんでいただけるのも、すごくいいと思います。素敵な宿と城下町とアートを見ていただいて、新たな魅力を発見していただき、あとは、ゆったりした良い空間での時間を過ごしていただければ」 この写真展は今月10日まで開かれています。 また、この作品ですが、写真展の期間終了後も来年10月まで展示され続け、宿泊者が楽しめるようになっているということです。
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