思ってたのと違う…!「次こそは無痛分娩がしたい!」と意気込んだ2児母が直面した“衝撃の現実”
『この病院で出産したいです!無痛で!』
長男・次男は里帰りで出産しましたが、三男は上の子達もいるのでお家の近くで出産したい。 我が家は、関西の中でも比較的都会なエリアに住んでいるため、無痛分娩をしている病院はそこそこありました。中でも24時間無痛分娩に対応している医院で、家から車で20分以内に駆けつけられる産院にしました。 妊娠が分かってすぐに、『この病院で出産したいです!無痛で!』と伝えました。日本ではレアなケースのため、自ら言わないと自然分娩の方ですよね。とスルーされてしまうケースが多いようです。結構ここがポイントです。妊娠初期~中期の時点で説明会がスタートするので。 無痛分娩の意思を伝えると、私の病院の場合ですが、 ・数回の無痛分娩説明会 ・麻酔科医、助産師との個別面談 がありました。 沢山の資料を頂き、丁寧な説明がありました。 病院側が、教えてくれた無痛分娩の特徴をそのまま以下に書き下します(あくまでも私の医院の場合)。 ①出産時にいきむ力が弱くなる ②お産の時間が長くなる ③上記2つゆえに、赤ちゃんに負担がかかる場合も ④吐き気、低血圧、その他副作用もなることも ⑤硬膜外麻酔の管がくも膜下腔に入り、脊髄くも膜下麻酔や局所麻酔薬中毒になる場合もある 説明会でリスクに関してもたっぷり説明して頂きました。無痛分娩する?しない?の選択も陣痛が来てから決めたらいいから。と言われました(あくまでも私の医院の場合)。 余談ですが欧米では医師が『自然分娩をみたことないケース』すらあるようです。それくらい無痛分娩がスタンダード!欧米で出産した友人にも「何で無痛分娩しないの?」と聞かれるくらい。日本と欧米との差にもビックリしました。 さて、無痛分娩の説明会や面談を重ねると当初の印象とは違うことも分かってきました。
無痛分娩の現実
私が出産する病院では、 「初めから最後までずっと無痛は無理ですよ」 と説明されました。 えっ?なんで?そのつもりでした。 医師によると、陣痛と共に子宮口が開きお産の準備に入る。『ある程度のお産の勢いがついてきた時に、麻酔を投与します』とのこと。 勢いがない場合はそこでお産をストップし、陣痛待ちになるとのこと。 最悪、帰宅してもらう場合も。 無痛分娩と言えども陣痛を何度か経験し、勢いが止まらない!という所で麻酔を投与する。分かりましたか? と助産師も医師も丁寧に説明してくれました。 ええ。あれ?思ってたんと違う(汗)。完全に痛みがないと思っていましたが、そうではないようです。 とはいえ、すでに2人出産した経産婦だからこそ分かります。 あの後半の痛みを無くしてくれるなら、それでいいのよ。前半とは比にならないくらい、最後の痛みは悶絶しました。あそこを無痛でいけるのなら、そうして頂けませんか。 あと、これは出産する病院による話なのですが私の病院ではこんな説明も受けました。 【24時間無痛分娩可能ですが、18時以降の出産だと常勤する麻酔科医がいないため、当日、無痛分娩の意思を聞いてから担当に当たっている麻酔科医が駆けつけます。その時間が30-40分あるため、夜だと直ぐの麻酔対応は無理です。】 お産が早い人は、麻酔が間に合わない場合もあるようです。 なんと!そんなことも! 分かりました。全てを受け入れて事前サインをしました。 いざ出産を待つのです。 そして、お腹がパンパンの39週のある夜に、いよいよやってきた陣痛…。さて無痛分娩、いかがなものか!? そのお話は、また次回……。