【山形】モンテディオ山形 渡邉監督がシーズンを振り返る
サッカーJ2モンテディオ山形の渡邉晋監督が会見を開き怒涛の2024シーズンを振り返りました。 今シーズンリーグ戦をここ年で最高となる4位で終え3年連続のプレーオフ進出を果たしたモンテディオ。 報道陣の前に姿を現した渡邉監督。 会見は「サポーターへの感謝」から始まりました。 【渡邉晋監督】 「まず初めにお礼を伝えさせてください。青白のサポーターの皆さん今季1年間本当にありがとうございました。間違いなくあなた方の声援という力で選手たちが前に足を運ぶことが出来ました。苦しい時も走り抜けることが出来ました。間違いなく皆さんの力が我々の後押しになりました。本当にありがとうございます」 シーズン序盤は思うように勝ち点が積めず一時はJ216位と苦しい時期を過ごしましたが終盤にはクラブ最多となるリーグ戦9連勝を記録するなど怒涛の追い上げを見せました。 望月「結果がついていく中で印象的な試合などは?」 渡邉晋「きっとこの質問をされるだろうなと思っていたので考えていたが正直、最後のJ1昇格プレーオフの岡山戦以外何も浮かばない。全然上手くいかなかった。前半45分そればっかり頭に出てきてその翌日からはとにかく映像も見直したし何回も見直したし今も結局あの時のあの現象をどう克服したら上手くいくのかしか考えられない。ちょっと、ごめんなさい出てこないです」 渡邉監督自身の心にも大きな爪痕を残したクラブ初のホーム開催でのプレーオフ。 選手たちの姿にこれまでとの違いを感じたと振り返ります。 【渡邉晋監督】 「こんなに緊張するのかというのは想定を超えてしまいました。(プレーオフは)別に特別なゲームではなかったあのプレーオフの岡山戦が特別なゲームだとしたら(リーグ最終節の)千葉戦も特別だし(9連勝が始まった)大分戦も特別。その積み重ねでしかなかった。そういうアプローチをしてきたにも関わらずロッカーから出てくる選手の表情がまあ堅かった。準備の中ではすごく良いものが見られたのでワクワクしていた。きょうどれくらいやってくれるのかなと。でもやっぱりあの緊張した姿を見ると『あぁ、そうか』と。今季1番の驚き、反省だったかもしれない」 また先日、クラブから来シーズンの続投も発表された渡邉監督。 モンテディオの指揮を執って勝負の3シーズン目。 今まで以上に明確な目標を掲げます。 【渡邉晋監督】 「責任の取り方って色々な方法がある。今回私が出した決断は私を信頼して『来年もお願いします』と言ってくれるクラブがあるのならばそれに応えることが私の責任の取り方。去年、会見で「J2優勝」と言った「昇格」という言葉をあえて付けませんでした。でもやっぱり昇格もものすごく大事。昇格するための方法として優勝が大事。優勝と昇格がセットで捉えている。来年は優勝・昇格。それを目指していきます」