阿智村のチャペルで古楽器「ビオラ・ダ・ガンバ」のコンサート
古楽器「ビオラ・ダ・ガンバ」の音色を楽しむコンサートが12月14日、南信州チャペル(阿智村五和)で行われる。(飯田経済新聞) 同楽器は、主にルネサンス期からバロック期に宮廷や教会で演奏されることが多かった楽器。名前はイタリア語で「脚の弦楽器」を意味し、奏者が両脚で挟み込んで固定、演奏するのが特徴。 演奏は、ベルギーのブリュッセル王立音楽院を首席で卒業した経歴も持つ品川聖さん。同村でのコンサートは弟の雄さんが移住したことをきっかけに、2010(平成22)年に初めて開催。今年で15回を迎える。開始当初は村内のホールなどで開いていたが、音の響きの良さなどから第4回より現在のチャペルで開いている。これまでのコンサートではリコーダー、フォルテピアノ、バロックダンスなどとの共演もあった。 当日は3部構成で、第1部=クリスマスにまつわる曲なども演奏する「親子で楽しめるハーフコンサート」、第2部=品川さんによる「ソロ・コンサート」、第3部=「J.S.バッハの世界~ガンバ・ソナタ全3曲」と題し、バッハが同楽器とチェンバロのために作曲した曲をチェンバロ奏者の中川岳さんと共に演奏する。 品川さんは「珍しい楽器なので音色や、見た目にも注目してほしい。チャペルの雰囲気や、木のぬくもりも感じてもらえたら」と呼びかける。 第1部は11時開演、一般1,000円、学生(小・中・高校生)500円。第2部は13時開演、同1,500円、同700円。第3部は14時30分開演、同2,500円、同1,300円(いずれも当日は500円増)。チケットは阿智☆昼神観光局(阿智村智里)などで取り扱う。
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