スクール・ウォーズのモデル「泣き虫先生」感涙 京都工学院、花園へ
第104回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、全国高体連など主催)京都府予選の決勝が10日、京都市右京区のたけびしスタジアム京都であり、京都工学院が10―8で京都成章を破り、9大会ぶりの優勝を果たした。21回目、現校名としては初の花園出場を決めた。 【全国高校ラグビーの軌跡】 スタンドには、前身の伏見工ラグビー部の元監督で、現在は京都工学院で総監督を務める、ドラマ「スクール・ウォーズ」で主人公のモデルになった「泣き虫先生」こと山口良治さん(81)も駆け付けた。「赤いジャージーを花園で見られるだけでうれしい」と、時折涙を見せながら優勝を喜んだ。 ◇山口さんの主なコメント 本当にうれしいです。(選手たちには)「ありがとう」しかない……。長かったですよ。毎年、毎年悔しい思いをしていたから……。 攻撃のチャンスは少なかったけど、落ち着いてしっかり(SOの)杉山君を中心にやってくれた。選手たちがやるべきことを徹底した。本当にいい内容の試合でしたね。 (花園ではどんな試合を期待するか)赤いジャージーを見られるだけでうれしい。多くのラグビーファンの方にも、工学院の前身が伏見工であることを知ってもらえる。みなさん、赤いジャージーを喜んでくれると思う。