「AOMORI GOKAN アートフェス 2024 つらなりのはらっぱ」開幕レポート!個性豊かな青森の5つの現代美術館に出会いなおす旅へ
個性豊かな美術館の魅力に、何度も出会いなおす
青森で活動する美術館・アートセンターのキュレーターが展示をつくることで、テーマへの向き合いかたを通してそれぞれの美術館の特徴や大切にしていることが見えてくる。それは、芸術祭を通して、作品だけでなく、美術館に出会いなおすという新しい体験でもあった。メイン展示を見た後に、常設展・コレクション展にも足を運びたい。 また、AOMORI GOKAN アートフェス 2024は、会期中に展示がどんどん変わっていく。八戸市美術館はワークインプログレスで日々変わり、ACACでは、前期と後期で展示内容が変化する。また、6月中旬以降から親子を対象とした鑑賞ツールの配布や、8月後半から共通企画として、栗林隆《元気炉》が開催館を巡回する。おとずれる人と共に、日々変化し、違う顔を見せる「はらっぱ」としての美術館は、これからの美術館の可能性をひらくものでもあると強く感じた。 何度も訪れて、個性豊かな青森の現代美術館・アートセンターの魅力に出会いなおしてほしい。その度に「はらっぱ」の風景は新しく立ち上がっていく。
ShinoArata