北陸放送

石川県加賀市山代温泉の住宅街に10日朝、クマが出没しました。クマは住宅敷地内の茂みに留まっていましたが、午前10時すぎ、猟友会によって駆除されました。 【写真を見る】「カキを食べていた」「怖かった」早朝の住宅街に“体長1メートルのクマ” 約3時間後に駆除 10日午前7時20分ごろ、加賀市山代温泉北部2丁目の加賀市文化会館近くの住宅で、工事に訪れた作業員がクマ1頭を目撃し、警察に通報しました。 クマは体長1メートルほどで、住宅敷地内にある茂みに留まっていましたが、午前10時すぎ、猟友会が駆除しました。住宅は当時、リフォーム工事のため人はおらず、作業員も避難してけがはありませんでした。 現場は、山代小学校から北におよそ300メートルの住宅街です。 クマを目撃した男性は「庭をクマが行ったり来たりしていた。カキの木があるが、そのカキを食べていたようだ」と話していました。 また近くに住む女の子は「クマの影を見た。怖かった」と話、母親は「外で遊ぶのもちょっと怖い」と不安そうに話していました。 加賀市では2日にも70代男性がクマに襲われけがをしていて、県が出没警戒情報を出して注意を呼びかけています。