韓国と中央アジア5カ国がソウルでフォーラム 供給網協力など議論
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は4日、同部がソウルで開催した「韓・中央アジア協力フォーラム」の開会式であいさつし、ウクライナ戦争と中東情勢の影響でエネルギーや供給網(サプライチェーン)分野の危機が高まっていることに言及したうえで、技術強国である韓国と資源が豊かな中央アジアがエネルギー資源と鉱物の分野で供給網協力を強化していけば、互いに利益になるだろうと指摘した。 また尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の中央アジア3カ国歴訪を機に韓国はウズベキスタン、カザフスタンと重要鉱物の供給網協力パートナーシップを締結したとし、今回のフォーラムを機に協力が中央アジア5カ国(トルクメニスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)全体に拡大することに期待を示した。 さらに政府が6月に発表した中央アジア戦略「韓・中央アジアKシルクロード協力構想」をより具体化するとし、「これを通じて韓国と中央アジアの互恵的なパートナーシップを一段階さらに引き上げたい」と強調した。 趙氏は「政府が中央アジア諸国と推進中の温室効果ガス削減事業はグリーン成長と気候変動への対応に共同で寄与する有望な協力事業」と話した。 カザフスタンのヌルトレウ副首相兼外相は「韓国との多角的パートナーシップは最優先政策方向の一つ」とし、同国の原子力発電所建設と関連して「韓国企業が国際コンソーシアムを構成する時に参加すること期待する」と述べた。 韓・中央アジア協力フォーラムは、両者の関係格上げと包括的な協力関係の構築に向け、07年から毎年開かれている。 外相や外務次官が出席する同フォーラムでは、供給網や環境の問題、デジタル、観光分野の協力案などが議論される。
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