「婚姻届に縛られない家族という絆が心地いい」5児の母モデル・鈴木サチ(44)ステップファミリー歴10年の今
前夫との子2人と現在のパートナーとの子3人と暮らす、いわゆる「ステップファミリー」という形を選択しているモデルの鈴木サチさん。前夫との離婚を経て「子育て=母親がやるもの」という呪縛から逃れ、現在は肩の力を抜いて自分らしいママライフを送れているといいます。現在のパートナーとは、あえて事実婚を選択しているという鈴木さん。その思いとは? (全4回中の2回) 【画像】素敵なご夫婦!今のパートナーと仲睦まじいツーショットや可愛い4人のお子さんたちとの貴重なお写真(画像14枚)
■家事分担はルール化しない「できる人がやればいい」 ── 現在のパートナーとは、家事や育児に対する価値観は共有できていますか?
鈴木さん:そうですね。育児にはとても協力的です。でも「分担は特に決めず、できる人がやればいい」という自分の考えは変わっていなくて。だから、相手が得意じゃないことを無理に押しつけるつもりはないんです。 ── とはいえ、5歳と2歳と0歳の3人は、かなりお世話が大変な時期ですよね? 鈴木さん:それはそうですね。でも例えば、現在のパートナーが、オムツ交換でウンチになると「ううっ」ってなったりしていたとしても、それは「やってくれない!」ではなく、「不得意だから仕方ない」という感覚でしかなくて。
── 「できることを、できる人がやる」で、お互いバランスよくやれているんですね。 鈴木さん:もちろん、私に甘えている部分もあるんでしょうけど…そこはバランスよくやってくれているなと思っていて。私も多くを求めたりしないし、前向きな意味で“期待しない”ので。 ── 自然な関係性なんですね。 鈴木さん:そうですね。いまの関係性が、お互いに心地いいなって思います。
■パパじゃないけど、言いたいことは言い合う ── 現在のパートナーは上の2人のお子さんとの血の繋がりはないわけですが、どんな感じで日常を過ごしていますか?
鈴木さん:離婚したとき、上の2人は小学校1年と年中だったので、「父親と離れて暮らす」という認識は、もうすでにあったようです。彼らにとっての父親は前の夫だけ。「父親」という存在はやっぱり一人しかいないものなので、現在のパートナーに「上の2人の子どもたちの父親になってほしい」という感覚はないんです。 パートナーとしても、「自分のことを父親と思ってほしい」とか「パパと呼んでほしい」という思いは、ないみたいですね。周囲の人や親族のなかには「お父さんと呼ばせたほうがいいのでは」などと言ってくる人もいましたが、そんなの気にしない(笑)。私たち家族が心地よければ、それでいいじゃない?って。