柴田恭兵が「大切にしてほしいもの」をリクエスト “あぶ刑事”監督が明かす秘話&学生たちへ伝えたいこと
日本大学芸術学部で15日に行われた『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開予定)のティーチイン付きの特別試写会にて、同大学の卒業生である原廣利監督とカメラマンの佐藤匡さんが登壇。貴重な撮影の裏話や学生たちへメッセージを送りました。 【画像】 柴田恭兵、子供のファンに「またお会いしましょう」 会場からの質問に粋な回答連発
映画本編上映後に行われたティーチインでは、原監督と佐藤さんが学生からの質問に答えました。 撮影する際に意識したことを聞かれた原監督は「“令和の新しい『あぶ刑事』を作ってほしい”という製作陣の意向もあったので、今までの『あぶ刑事』ではやっていないシネスコで撮ってみようとか、車を沈めてみようとか、新しいアイディアをどんどん加えながら進めていきました」と新たな試みをしたことを明かしました。 さらに「出演者の方々とのコミュニケーションで印象的だったことは?」という質問に対して原監督は「撮影が始まった3日目くらいの時に、(柴田)恭兵さんから“現場や芝居の空気を大切にしながら撮ってほしい”というお話をしていただいたことがあって。それまで何度も同じお芝居を撮らせてもらうこともあったのですが、佐藤と“お芝居を優先にしていこう”という話をして、俳優さんたちのスタイルに合わせながら撮影のスタイルも考えていきました」と振り返りました。 カメラマンの佐藤さんも「そういうコミュニケーションをとってもらえた真意をまず考えることが大事だなと。自分たちの意見を突き通すのではなく、“この組なりの良い形”を模索しながら進めていきましたね。結果的にも良い方向に誘ってもらえた気がします」と語りました。 ティーチインの最後に、佐藤さんは「今はたくさん遊んでいろんな経験をすれば、それが画で表現できるようになると思います。僕もずっと監督とそうやってきて、今があります。もっと面白い作品ができるように頑張るので、みんなも頑張ってください」とエールを送りました。 原監督は「今日は『あぶない刑事』を同級生と一緒に作ることができたというので、みんなの刺激になればいいなという思いで、今回このような場を設けさせていただきました。今だからこそ経験できることが絶対あると思います。近くにいる仲間を大切にしているとこういうことができるよ、というのが僕が今日伝えたかったことです。周りにいる人たちを大切にしながら、学校生活を楽しんでもらえたら」と学生にメッセージを送りました。