「年末年始はホタテを食べられないかも…」青森市内の陸奥湾ホタテ水揚げが平均の2割以下に 不良だった去年の半分以下
RAB青森放送
今年青森市内の漁協で水揚げされたホタテは、不漁だった去年の半分以下に留まることがわかりました。 現場からは「加工するホタテが手に入らない」という声も上がっているということです。 青森市漁協と後潟漁協で水揚げされた今年の陸奥湾ホタテは先月までで2,433トンでした。 これは不漁だった去年の5,500トンの半分以下で、過去5年の平均の2割に届きませんでした。 青森市内では去年の高水温で稚貝のへい死率が9割に上り、他の漁協から稚貝の融通を受け出荷しようとしましたがうまく育たなかったということです。 これを受け市議会では… ★青森市議会 柿崎孝治議員 「半成貝がなかったので加工業者も加工するホタテがなくなって休んでいる業者もかなりいると聞いている」 「ホタテを売っている方に年末年始は陸奥湾ホタテを食べられないかもしれない 入荷しないかもしれないという話しも聞いています」 市の担当者は。 ★青森市農林水産部 大久保文人部長 「漁業者がホタテ漁として漁業者として事業を継続できるようなサポートはしっかりしていくことをいまから検討していく」 県漁連によりますと陸奥湾全体のホタテの水揚げ量も、いつもの年の半分以下のおよそ3万トンまで落ち込む見通しです。