センバツ甲子園 大分舞鶴仕切り直し「気持ちで負けない」 雨天順延で室内練習、球場内見学 /大分
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)は18日、雨のため開会式も含めて順延となった。21世紀枠で初出場する大分舞鶴の選手たちは、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場の室内練習場で汗を流し、浦和学院(埼玉)との試合(19日午前10時)に備えた。 大分舞鶴はこの日の朝、甲子園球場近くで待機していたバスの中で雨天順延を伝えられた。その後、室内練習場でウオーミングアップをして、キャッチボールや打撃練習など約2時間にわたって体を動かした。 球場内も案内され、外野席や試合で使うベンチを見学した。選手たちは「おぉー」「でかいな」と驚き、「フェンスは高く、威圧感がある。気持ちで負けないように声を出して普段通りにプレーしよう」と話し合ったという。 甲斐京司朗主将(3年)は「全員が甲子園を見られたのは良かった。良い意味でテンションが上がっているので、浮つかず、ミスを恐れずに全力でプレーしたい」と気を引き締めた。 河室聖司監督は「雨天順延にはびっくりしたが、(天候の回復を待って)良い環境で試合をやれるのは良かった。相手の力が上なので、あとは食らいつくだけです」と意気込んだ。【辻本知大】