壮絶アクションが話題の『インフォーマ』監督が予告「ファンが見たことない二宮和也」とは
俳優・桐谷健太が主演するドラマ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』(ABEMA)の第5話が5日に放送される。ついに折り返し地点とも言える第4話まで放送を終え、壮大で過激なアクションシーンの数々や、出演キャストの豪華さにSNS上で反響の声が集まっている中、今作の監督・脚本を務めるBABEL LABELの逢坂元にインタビューを実施。タイでのロケや出演者について、そして後半戦の見どころなどを語ってもらった。 【写真】現場で監督と真剣な表情で話し込む二宮和也 先週放送された第4話では、タイの刑務所内で繰り広げられる“脱獄サバイバル”と、激しすぎるアクションシーンに視聴者からも「映画並のアクション」「神回」「体感時間1分の面白さ!」などコメントが殺到。そして今週12月5日(木)放送の第5話では、“リアタイ必至”の怒涛の展開を迎える。 ――第4話まで放送を終えたタイミングですが、アクションシーンが“映画並み”と話題になっています。 前作『インフォーマ』では、アクションブロックに強い画力があるところを評価して頂いたので、そこを超えていきたいと思って撮影に挑みました。今回はアクション先進国のタイが舞台だった事もあり、「日本では撮れないアクションを撮ろう!」という気持ちで脚本を書いたんです。実際はすごく大変でしたが、優秀な現地スタッフのお陰でなんとか撮りきれました。バンコクの大通りを封鎖してカーチェイスをしたり、市街地での銃撃戦なども日本ではなかなか出来ないので。第5話まで、海外撮影ならではのアクションシーンが満載になっていると思います。 ――タイの刑務所でのシーンも印象的です。 刑務所のシーンは、実際にあるタイの廃刑務所で撮影を行いました。囚人役を演じてくださったタイの俳優さんたちには、通訳の方を通して演出を伝えるのですが、やはり言葉の壁があり、細かい芝居のニュアンスを伝えるのには苦労しました。そもそも日本語にはあるけどタイには存在しない言語もあったりするので、通訳の方も「どう訳せば良いのか分からない…」って状態になったりして(笑)。最終的には「こんな感じでやってほしい!」と言って、拙いながらも自分で演じて芝居を見てもらったりしました。これが一番直接的で伝わりましたね(笑)。ただ時間はめちゃくちゃかかりました。でも皆さんモチベーションがすごく高くて、見た目と違って温厚な方々だったので(笑)、とてもやりやすかったです! ――桐谷健太さんと佐野玲於さんは、木原役・三島役を続投となりました。 衣装合わせの時に、久しぶりに衣装を着用したお二人を見て「うわ!木原と三島だ」とすごく懐かしい気持ちになって嬉しかったですね!前作の撮影から約2年間お会いしていなかったので…なんだか、久々に地元に帰ってきて旧友に再会した感じがありました(笑)。桐谷さんは座長として、どんな辛い時でもポジティブに現場を引っ張ってくれましたね!座長のリファレンスみたいな方です!桐谷さんじゃないと成立しない部分は多々ありましたね(笑)。玲於(佐野玲於)に関しては前作以上に色々と無茶振りをしたんですよ。ドブ川に落としたり、裸にしたり、拷問したり、何かしらNGが出るだろうと思っていたのですが、全て受け入れて体現してくれました。お二人とも新シリーズへの意気込みは、前作を超えるものがあったと思います。 ――新キャストの莉子さん、池内さんについてはいかがでしょうか? 莉子さんとは、莉子さんが高校生くらいの時にWEBドラマでご一緒したことがあったのですが、その時からめちゃくちゃ成長されているなと感じました。今回オーディションを経てご一緒させていただくことになったのですが、オーディションではだいぶ色の違う2つの台本を演じてもらって、その陰と陽のバランスがとても良かったんです。あと莉子さんご本人の性格が広瀬というキャラクターに凄く似ている所があるなと感じて、それで莉子さんにお願いしようと決めました。現場でも常に明るく盛り上げてくれたので凄く助かりましたね。 池内さんは、僕が思う”鬼塚像”に一番近かったんです。あの骨格と佇まいと。タイの街中にいても遜色ないというか(笑)。とにかく猛プッシュさせて頂きました。実際お会いすると、めちゃくちゃカッコいい反面、ちょっと天然な所があって、とても可愛らしい方でした(笑)。鬼塚は悪役ですが、後半は人間味が出て愛せる所があるキャラクターにしたかったのでピッタリだなと!あと、池内さんはタイ語のセリフが多かったのですが、タイ語って本当に発音が難しいので、ほとんどアフレコになるだろうと思っていました。でも池内さんも莉子さんも兵頭くんも、皆さんたくさん練習してくださって。現地の方からも「大丈夫!」と太鼓判を押され! 結局タイ語の台詞に関しては一言もアフレコせずに現場で録った声を使えました。 皆さんがタイ語を話すシーンは要チェックです!