【物議】新宿・歌舞伎町ホストクラブの『巨大看板』問題視、撤去へ「治安悪い感じ」「“ぽさ”がなくなる」と賛否両論も…No.1ホストは「少し寂しいが、SNSなど自分のことは自分で売り出す時代に」
東洋一の歓楽街、新宿・歌舞伎町で今、『ホストクラブの巨大看板広告』が問題視されています。外国人観光客らにも人気を集める“観光スポット”としての一面もあるという“巨大看板”に、一体何が―? 【ツケとは違う“売掛金”の仕組みとは?】「一生立ちんぼする」“担当さん”のため売春行為に手を染める女性たち…背景にある“悪質ホストクラブ”の卑劣な“マインドコントロール”の実態「テクニック・地雷を置く」【動画で見る】
2024年2月27日、歌舞伎町のホストクラブ等に、警視庁が合同説明会を実施しました。実は、看板の大きさには条例に規定があり、歌舞伎町に設置された看板は、少なくても数十件が東京都の条例に違反しているということです。 外壁の広告は『壁面面積の3割以下』と条例で決まっていて、壁一面になっている看板は違反です。新宿区の担当者は、「そもそも申請していない広告もあり、調べれば条例違反の数はこれからもっと多くなるだろう」ということです。
自身の姿が巨大看板になっている『プリズム』のNo.1ホスト・みなみなとさんによると、ホストにとって看板とは「業績を認めてもらい、載せていただくもの。ホストとして目指す一つの形」で、応援してくれる女の子にとっても一緒になって喜べるものの一つだということです。
条例違反規制の強化について、『プリズム』の現役ホスト・豚角煮優(ぶたかくにゆう)さんは「目立ちたいって子が多い中で、小さくなるとちょっと寂しい」、一方でみなみなとさんは「少し寂しいが、今後はSNSなど自分のことは自分で売り出す時代になる」と話しています。
街の人からは、「看板が悪いとは言わないが、治安が悪い感じはする」「子どもが見てしまうと良くない」といった意見がある一方、「歌舞伎町の代名詞。良くも悪くも“~ぽさ”がなくなるのは、ちょっと寂しい」「外国人の観光名所にもなっているので、残してもいいのでは」という声も聞かれました。
また、今回の規制は、社会問題となっている“売掛金”にも繋がります。「看板に載りたい」と高額な注文をあおりトラブルにつながるケースがあるとして、警視庁は「指導や撤去に応じない場合、取り締まりの対象になる」とし、新宿区と連携し、ホストクラブへ指導を進めています。
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