お盆で帰省したら、母に「毎年贈与するから、銀行で新しい口座をもう1つ作っておいて」と言われました。複数口座を作るのって問題ないんですか? なんだか悪いことをしている気分になるのですが…
同一銀行で複数の口座を作ることのメリット
そもそも、複数の口座を作るメリットはどのようなことがあるのでしょうか? 代表的なメリットとしては、用途ごとに資産を分けられる点です。使い慣れた銀行で複数の口座を持っていれば、投資用や貯蓄用、日常使い用などと用途を分けての管理がしやすいでしょう。 また、一般的には振込手数料も同一銀行宛のほうが他行宛よりも安いです。例えば、三井住友銀行からキャッシュカードにて3万円以上振り込む場合の手数料は、同一支店宛は無料、三井住友銀行の同一支店以外宛では110円、他行宛では330円かかります。
同一銀行で複数の口座を作ることのデメリット
同一銀行で複数の口座を作るとデメリットもあります。まずは、口座が増えれば、管理が困難となってしまうかもしれません。同一銀行で同じ見た目の通帳がいくつもあると、どれがどのお金用だったのかが分からなくなる可能性もあります。 管理が大変なためいつの間にか放置して休眠口座となると、その口座が犯罪に使われるといったトラブルに巻き込まれていても気が付かない可能性もあります。
まとめ
親から同一銀行で複数の口座を持つよう言われ不安に思ったとしても、同一銀行で複数の口座を作ることについては、法的な問題はありません。しかし、多くの銀行では制限を設けており、また複数の口座を持つことにはデメリットもあります。 同一銀行で複数の口座を持つ場合、メリットとデメリットを把握したうえで、作れるかどうかを銀行に確認しましょう。 出典 三井住友銀行 口座を開設されるお客さまへのお願い(個人) 常陽銀行 【口座開設】普通預金をもう1口座作りたい。 三井住友銀行 振込手数料 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部