女子高校生をナイフで刺し強盗殺人未遂罪などに問われた男「間違いありません」…制服に興味持ち住宅侵入か
宮崎県都城市郡元町の住宅で1月、住人の女子高校生が背中を刺されけがをした事件で、住居侵入と強盗殺人未遂の罪に問われた都城市、無職の男(27)の裁判員裁判の初公判が14日、宮崎地裁(船戸宏之裁判長)であった。男は「間違いありません」と起訴事実を認めた。 【写真】宮崎地方裁判所
起訴状では、男は1月17日午前1時半~3時半頃、窓から住宅に侵入し、衣類など20点を盗み、その際、就寝中の女子高校生が目を覚ましたと誤信し、背部をアウトドアナイフで刺すなどして約3週間のけがを負わせたとしている。
男は10日後の1月27日に逮捕された。
検察側は冒頭陳述で、男について、制服に興味を持っていたと主張。男は事件直前の1月16日午後9時前からスナックで飲酒し、翌17日午前0時40分頃に退店して、犯行に及び、その後現場から逃走したとした。女子高校生とは事件当時、面識がなかったという。
弁護側は、男について昨年10月に酒のトラブルから勤めていた会社を辞め、自死を考えるようになっていたと主張。また、自首することも考えたが、刑が軽くなるのを避けるため逮捕されることを選んだとし、事件当時、泥酔していたことの影響も考慮すべきなどとも訴えた。