森谷賢太郎が36歳で現役引退「幸せなサッカー選手生活でした!」…鳥栖や川崎Fなど5クラブで活躍
サガン鳥栖は6日、MF森谷賢太郎が2024シーズンをもって現役引退することを発表した。8日(日)の2024明治安田J1リーグ最終節ジュビロ磐田戦後には引退セレモニーが実施されるという。 1988年9月21日生まれで現在36歳の森谷は横浜F・マリノスの下部組織出身で、筑波大学を経て2011年にトップチームへ加入した。2年後には川崎フロンターレへ活躍の場を移すと、その後の6シーズンで公式戦通算158試合に出場し16ゴール16アシストをマーク。その後は磐田に1シーズン、愛媛FCに2シーズン在籍し、2022年に鳥栖へ完全移籍で加入した。 鳥栖では公式戦通算40試合に出場し1ゴール3アシストをマーク。在籍3年目の今シーズンはJ1リーグで2試合、天皇杯で2試合の出場に留まっていた。 現役引退に際し、森谷は鳥栖のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。 「2024シーズンをもちましてプロサッカー選手を引退することを決断しました。5歳の時にサッカーを始めてからおよそ30年が経ちました。僕の人生はサッカーとともにありました。サッカーボールはいつも僕の隣にあり、夢中で追いかけ続けた日々でした」 「サッカーは僕にたくさんのギフトを与えてくれました。仲間との出会い、人としての成長、自分を突き動かすエネルギー、優しさ、逞しさ、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、そして夢を持つことの大切さ。もしサッカーをしていなければ、今の自分は存在しなかったと思います」 「これまでのサッカー人生の中で、良いことばかりではありませんでした。時に哀しみや辛さ、投げ出したくなるような瞬間もありました。それでも、それらすべてがサッカーの素晴らしさなのだと思います」 「僕の好きな言葉に、『人生の豊かさは喜怒哀楽の総量』というものがあります。すべての経験がかけがえのないものであり、サッカーはそのすべてを僕に与えてくれました。いま、怪我が癒え、久しぶりにボールを蹴っています。やっぱりサッカーは楽しい! そして、仲間って本当に最高! 心の底からそう感じています。競技者としてプレーすることはもうありませんが、僕はこれからもボールを蹴り続けると思います。そして、サッカーが与えてくれたギフトを、子どもから大人まで、サッカーが大好きな人たちに届けることが僕にできる恩返しだと思っています」 「これまで支えてくださった、温かく見守ってくださった、どんな時でも応援してくださったみなさまのおかげで幸せなサッカー選手生活でした! 心から感謝の気持ちをお伝えします! ありがとう!」
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