ジェイコブ・クレインが語る大日本プロレスへの挑戦と日本への想い「自分の新たな可能性を試すためにやってきました!」
「大日本の道場の雰囲気がとても好きですし、トレーニングも厳しいけれど楽しいですね」
大日本プロレスに参戦中のジェイコブ・クレインが、自国ポーランドのプロレスと日本のプロレスの違いや、憧れのレスラー像、今後の目標について語った。テクニカルなスタイルとハードヒットを融合させたレスラーを目指すクレインは、関本大介とのシングルマッチを「夢のような経験」と振り返る。日本でキャリアを築き、ファンに愛されるレスラーを目標とする若き才能が、大日本プロレスでさらなる飛躍を目指している。 【動画】2024.10.12苫小牧 野村卓矢&阿部史典 vs 吉田和正&ジェイコブ・クレイン ①自己紹介 ――まずは自己紹介をお願いします。 「ポーランド出身のジェイコブ・クレインです。“ザ・パーフェクトマン”と呼ばれていて、2018年にプロレスデビューしました。身長175cm、体重98kg。フィッシャーマン・ドライバーや足4の字固めが得意技です。大日本プロレスで自分の新たな可能性を試すためにやってきました!」 ――プロレスキャリアについて教えてください。 「デビューはポーランドで、その後すぐにドイツでも試合をしました。ドイツでのデビュー戦は言語の壁があって大変でしたが、プロレスという共通の“言葉”があれば大丈夫だと感じました。ドイツではWXWのような大きなプロモーションに出場し、800人や1500人もの観客の前で試合をしました。あの熱気と規模の大きさは忘れられないですね。」 ②大日本プロレスに参戦して感じた事 ――大日本プロレスに参戦しての感想は? 「大日本プロレスは自分にとって“オールドスクールプロレス”の魅力が詰まっている団体です。ストロングBJのスタイルや選手の肉体美、それに裏打ちされた実力にすごく惹かれます。関本大介選手の試合を近くで見て、体の強さと技術の高さに圧倒されました。大日本にはその硬派で真剣なスタイルがあるんです。それが自分にはすごく合っていると感じています。」 ――日本のプロレスファンについてはどう感じましたか? 「ヨーロッパのファンは熱狂的で賑やかですが、日本のファンは静かに見守り、試合の流れに合わせて盛り上がるところが印象的でした。とてもリスペクトがあって、選手としてその反応を感じるのが楽しいです。試合を通してファンと一体感を得られるのが日本独特の魅力だと思います。」 ③自国のプロレスと日本のプロレスの違い ――まず、自国のプロレスと日本のプロレスの違いについて教えてください。 「全然違いますね。ヨーロッパのプロレスは、どちらかというとアメリカの影響が強くて、派手なスポットが多いんです。でも日本のプロレスは、全体的にもっと戦いそのものを大事にしている感じがします。技を見せるだけじゃなくて、試合全体が物語になっているんですよ。それがすごく楽しいし、自分にとって新しい挑戦でもあります。」 ④憧れのレスラー像 ――憧れのレスラー像はどのようなものですか? 「僕が目指しているのは、テクニカルなプロレスとハードヒットのスタイルを融合した選手です。たとえば大日本プロレスの関本大介選手や、かつての健介や小橋建太さんのようなレスラーに憧れます。関本さんとは一度シングルマッチで戦わせていただいたんですが、それが本当に夢のような体験でした。彼の強さと、試合の中で感じる重みには圧倒されましたね。」 ――関本選手からアドバイスを受けたことはありますか? 「はい、『もっと硬くいけ』とよく言われます(笑)。彼のアドバイスはいつも的確で、自分のスタイルを磨く上で本当に参考になります。他にも神谷英慶さんや他の先輩方からたくさんアドバイスをもらっています。大日本の道場の雰囲気がとても好きですし、トレーニングも厳しいけれど楽しいですね。」 ⑤今後の目標 ――これからの目標を教えてください。 「僕の目標は、日本でのキャリアをしっかり築くことです。日本で試合を重ね、ファンの皆さんに愛されるレスラーになりたいです。そして、いずれはヨーロッパと日本の架け橋になるような存在になれたらと思っています。大日本プロレスでの経験を通じて、もっと強く、もっと魅力的なレスラーになりたいです。」 ⑥ファンへのメッセージ ――最後に、ファンへのメッセージをお願いします。 「大日本プロレスは、本当に特別な団体です。オールドスクールとニュースクールが融合した、ユニークなプロレスを体感できます。僕もその中で日々成長していますので、ぜひ会場に来て僕たちの試合を楽しんでください。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!」 ――ありがとうございました! 「ありがとうございました!」 インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
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