Tリーグ 森薗政崇と安藤みなみの”MVPコンビ”がイベントに登場 卓球を通じたコミュニティ活性化と健康促進のきっかけに
サーブの次は3球目攻撃。強く打つためのコツをそれぞれ明かしてくれた。 「スマッシュすることが多いので、すごく低いボールでない限りはスマッシュしていて、横に引っ張るような感覚でやっています。 バックハンドはそのまま打つと安定しないので、回転をかける感じで打っています」と安藤は説明。森薗はまず「一番大事なのは気持ち」と語り、こう続けた。 「僕も最初から打てたわけじゃないです。毎日強く打とうと思って練習すると強くなります。一番みんなが失敗しがちなのはサーブを打つと後ろに下がってしまって体の前に受けること。そうするとコントロールできないです。 サーブをしたら前に来ます。ボールと体の距離で近いところで打つことを心がけてください!」 このイベントでは触れ合いを大事にしている通り、体験する機会を多く設けた。 両選手も「やってみましょう!」と促し、スマッシュを受けてみた。逆に子どもたちも3球目攻撃を体験し、反応の良さを見せると会場はさらに盛り上がりを見せた。 特に安藤は”アンパンチ”と称される強烈なスマッシュが得意の一つ。司会からポイントを問われると、 「ラケットを引かずバックスイングなしで前で捉えて力を加えます」とシンプルに説明した。
後半は2人の”真剣勝負”
後半では、”MVP同士”の直接対決が実現。すでにウォーミングアップで準備はできている二人がここで真剣勝負を繰り広げた。 子どもたちがバルーンで両選手を応援すると力になったのか、両選手はみるみる表情が引き締まっていく。 サーブや3球攻撃で既に力で押していた安藤がここでも森薗に真っ向から向かっていき、森薗も負けじと打ち返した。そんな緊張感と得点を決めた時の歓声が入り混じった試合は安藤に軍配。 「まだ100%の力を全然出してないです(笑)」と先輩を相手に余裕の表情を見せた。 森薗は爽やかな表情で「いやぁ~負けてしまいました(笑)。アリーナではこういう熱い試合がたくさん観れるのでぜひ会場に足を運んでください!」と呼びかけた。
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