群馬、大槻毅監督の契約解除を発表 昨季J2過去最高成績の11位に躍進も、今季は最下位に低迷「現状に対して責任」 | Jリーグ
【国内サッカー 最新ニュース】ザスパ群馬は8日、6日付で大槻毅監督との契約を双方合意のもとで解除したことをクラブ公式サイト上で発表した。 群馬が、大槻監督との契約解除を発表した。 今季、群馬は明治安田J2リーグで苦戦。14試合を消化し、1勝3分10敗で最下位に低迷している。群馬は大槻監督との契約解除を発表するとともに、次のように同監督のコメントも掲載している。 「ザスパ群馬に関わる皆様」 「シーズン途中でチームを離れることとなりました。2年4ヶ月、大変お世話になりました」 「勝ち点を積み上げられない現状に対して責任を感じています」 「クラブを支えていただいているパートナー企業の皆様、試合運営でいつもサポートしていただいているボランティアスタッフの皆様、Jリーグの中でも本当に素晴らしいスタジアムのピッチを用意していただいているスタッフの皆様、トレーニング環境を提供していただいている関係者の皆様、そして、いつも良い準備をしてくれた選手、チームスタッフ、クラブスタッフの皆様、そのほかにもたくさんの方々に支えられて、仕事をさせていただいたことに感謝いたします」 「特に毎試合、サポートしていただき、いつもホームの試合でスタジアム入りする際に素晴らしい光景を作っていただいたサポーターの皆様には心より感謝いたします」 「私はあの光景にいつも勇気をいただきました」 「チームからは離れますが、ザスパ群馬の成長、成功を心から願っています。 大槻毅」 また、群馬は大槻監督のコメントと併せてクラブからのコメントも掲載。「5/6(月)の清水戦後に大槻監督との対話を経て苦渋の決断ではありましたが、今回の決定に至りました」と、契約解除の経緯を説明した。一方、「昨シーズン、22チーム制となったJ2リーグで過去最高成績となる11位、2020シーズンより4シーズン掲げ続けた『勝点50以上』という目標を達成することが出来たのは紛れもなく大槻監督の手腕によるものであり、改めて大槻監督によるおよそ2年半の多大なるクラブへの尽力に深く感謝申し上げます」と、大槻監督の下で挙げた成果についても言及している。 現在51歳の大槻監督は、宮城県出身。筑波大学卒業後は宮城県富谷高等学校で教諭を務めながらソニー仙台FC(日本フットボールリーグ〔JFL〕)で選手生活をおくり、退職後も複数のJリーグクラブでコーチを歴任した。地元クラブ・ベガルタ仙台では、分析担当コーチとしてJ1リーグ4位という好成績に貢献。その後、2018年と2019年に二度にわたって浦和レッズの監督を担当した。2022シーズンからは、ザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)の監督に就任。昨季はJ2リーグで過去最高成績の11位までチームを押し上げた。