【高校サッカー】静岡学園、PK戦負けで4強逃す 東福岡をシュート1本に抑えて4戦無失点も…県勢5大会連続PK戦敗退
◆第103回全国高校サッカー選手権▽準々決勝 静岡学園0―0(PK4―5)東福岡(4日、Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu) 静岡学園は、東福岡に0―0からのPK戦の末に敗れ、優勝した2019年度大会以来、5大会ぶりの準決勝進出を果たすことはできなかった。静岡県勢は5大会連続のPK戦敗退となった。 運命のPK戦で、先攻の静学は4人目のDF野田裕人主将(3年)が外したが、東福岡も5人目が失敗。さらに静学は6人目のFW乾皓洋(3年)もゴール上に外し、相手が成功した。 中1日で迎えた今大会4試合目。静学は、高川学園との3回戦からスタメン2人を入れ替えた。全国制覇を過去2度達成した静学に対し、東福岡は3度という強豪対決。ともにU18プレミアリーグWESTに所属し、昨季の対戦は静学の1分け1敗。昨年4月7日の開幕戦は後半30分に失点して0―1で敗れた。ホームでの第2戦は同11月20日。県選手権決勝の4日後とあって控えメンバー主体で戦い、0―0で引き分けていた。 ともに3試合無失点で勝ち上がった両チームだけに、序盤から激しい攻防が続いた。時折個人技で打開していた静学は前半32分、左サイドをDF鵜沢浬(3年)がスピードに乗って突破。中央で受けたMF佐々木雄基(2年)が左足で狙ったが、ゴール左に外れた。 静学は0-0の後半開始からFW乾、3戦連発中のMF篠塚怜音(2年)を投入。同1分にはMF加藤佑基(3年)が巧みな切り返しからシュートを放つが、枠を外した。ただ、攻守に相手を圧倒して、打たれたシュートは1本だけで好機を作らせない。終盤にはMF天野太陽(3年)が絶好機を迎えたが、決めることはできなかった。
報知新聞社