【産経賞オールカマー】レーベンスティール本格化 気持ちに余裕出て心身ともにたくましさ
<美浦トレセン> レーベンスティールはエプソムCを完勝して勢いに乗る。前走後は放牧で英気を養い、ここを目標にしっかり調整されてきた。穂苅助手は「首、肩回りが大きくなって、気持ちに余裕が出て心身ともたくましくなった。昨年とは比べ物にならない。本格化して完成の域に近づいているかな」と成長ぶりに目を細める。日曜は雨予報も出ているが、「問題ないはずだし、中山では連対を外していない」と力強く語った。 ラーグルフは、予定していた新潟記念を外傷で回避するアクシデントに見舞われた。「先週から時計を出して、日曜(15日)もいい感じの稽古ができたが、何とか間に合ったかなという感じ」と宗像師は現状を説明。そのうえで「中山は得意で、馬場が悪くなっても中京ほどではないし、次(天皇賞・秋)につながれば」と続けた。 一昨年の2着馬ロバートソンキーは、7月のジュライS(11着)で1年半ぶりに復帰した。「1度使って馬体の方も絞れてきたし、順調に調整できています。年齢のせいか、良化のペースはゆっくりですが、(長期休養時に)牧場でしっかり乗り込んできてもらったおかげで脚元の状態は今までで一番いいです」と林調教師。叩き2戦目の上積みを生かし、巻き返しを狙う。