ビットコインとドル指数にとって重要な週
非農業部門雇用者数
ForexLiveのアナリスト、ジュゼッペ・デラモッタ(Giuseppe Dellamotta)氏も週次レポートで同様の見解を示した。 「主な原因は、非農業部門雇用者数(NFP)の発表を前に、雇用サブ指数が4年ぶりの低水準に落ち込んだことで、最終的に(リスク資産の)売り圧力が再び高まった」 今週後半には焦点は、4日に発表される雇用動向調査(JOLTS)の求人件数、5日に発表される製造業景気指数(PMI)、給与計算サービスを手がける民間企業のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の全米雇用報告、および週間の新規失業保険申請件数、そして6日に発表される今週のメインイベントである8月の非農業部門雇用者数(NFP)に移る。 「6日の雇用データについての市場予想(16万5000人の雇用増と失業率は4.2%への低下)が正しければ、市場は9月18日のFRBの緩和サイクルの始まりとして、25ベーシスポイントの利下げを正当化するだろう」と金融大手INGのアナリストは2日午前中のメモで述べた。 しかし、INGの米国エコノミストによると、雇用増はわずか12万5000人にとどまり、失業率は4.4%に上昇、その結果、米ドルの下落が続く可能性があるという。 テクニカル分析では、重要なデータの発表を前に、ビットコインは守勢に立たされており、MACDなどの指標は下落の勢いが強まっていることを示している。 「テクニカル指標は弱気の勢いが続く可能性を示している」と調査会社BRNのアナリスト、ヴァレンティン・フォーニエ(Valentin Fournier)氏はメールで述べた。 「MACDはますますネガティブな勢いを示している。一方、RSIは中立的な水準にある。ボリンジャーバンドの下限は5万6000ドル付近で推移しており、この水準に向けた、さらなる下落の可能性を示している」 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:Pexels/Pixabay|原文:Key Week for Bitcoin and the Dollar Index
CoinDesk Japan 編集部