ディズニー、こんどは『塔の上のラプンツェル』を実写化へ 『グレイテスト・ショーマン』のマイケル・グレイシーが監督で交渉中
ディズニー、こんどは『塔の上のラプンツェル』を実写化へ 『グレイテスト・ショーマン』のマイケル・グレイシーが監督で交渉中
ディズニーが実写化の路線から離れることはしばらくなさそうだ。こんどは『塔の上のラプンツェル』の実写リメイク企画が進行していると報じられた。 「tangled」画像・動画ギャラリー Deadlineによると、ヒュー・ジャックマンが主演した2017年のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』で知られるマイケル・グレイシーが、監督で交渉中だという。そのほかの詳細は不明だが、ディズニーがグリム童話「ラプンツェル」を映画化した、2010年の長編アニメーションと同じストーリー展開になると見られている。 『塔の上のラプンツェル』は、ディズニーにとって50作目の長編アニメ映画として大きな節目となり、多くの人々の期待に応えた。閉じ込められた塔から外の世界へ出たいと願うラプンツェルを描いた本作は高い評価を受け、全世界で5億9000万ドルの興行収入を記録した。現時点では、マンディ・ムーアやザッカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィなどの豪華声優陣が実写版に復帰するかどうかは不明だ。 そして『塔の上のラプンツェル』もまた、ディズニーが手がけてきた実写リメイクの歴史に加わることになる。これまでには『ムーラン』、『美女と野獣』、『アラジン』、『ダンボ』などがその対象となったほか、『ライオン・キング』もCGによるリメイクが製作された。これらの映画のいくつか(『アリス・イン・ワンダーランド』、『美女と野獣』、『ライオン・キング』)は、全世界興行収入が10億ドルの大台を突破している。 直近で公開された2023年の実写版『リトル・マーメイド』は、全世界で5億6900万ドルの興行収入。堅調ではあるものの素晴らしい数字というわけではなく、実写化の戦略が減収に転じる兆しを見せたが、それでもディズニーが新たな実写版の製作を思い留まる理由にはならなかったようだ。そのほかには、『ヘラクレス』や『バンビ』などの実写化企画も進行中だと伝えられており、2025年には『リロ&スティッチ』と『白雪姫』の実写版が公開される予定だ。 なお、『ライオン・キング』の前日譚をCGで描く『ライオン・キング:ムファサ』も2024年12月20日に公開。その興行成績により、観客が実写リメイクの路線に飽きつつあるかどうかがもう少しはっきりとわかるようになるはずだ。
Alex Stedman