【リニア新幹線工事】工事発生土置き場の候補地・ツバクロ直下の断層は「活断層ではない」との結論 静岡県専門部会
リニア工事に関する静岡県の専門部会が開かれ、工事に伴う発生土置き場の候補地直下にある断層について、「活断層ではない」とする結論が示されました。 リニア工事で発生する残土の置き場の候補地・静岡市葵区の「ツバクロ」については、9月の専門部会で直下に断層がある可能性が示されていました。 これについてJR東海と専門部会の委員は、11月現地調査を実施。 委員から調査結果が公表されました。 塩坂邦雄委員: 「断層の存在は確定できたんですけども、今注目している断層はどうも活断層ではない。少なくとも数千年の間は動いていないということが確定しました」 これを受けて、発生土を置いても問題は起きないとしてツバクロの使用が合意されました。 また、JR東海は山梨県内から県境を超えて進めていたボーリング調査がいったん終した経緯を説明。 早ければ2025年1月から先進坑の掘削工事を静岡県内に向かって始める計画を示しました。 これに対して静岡県の森副知事は大井川流域市町には不安があるとして、十分な情報提供を求めました。 森貴志副知事: 「進める上においてはこまめと言いますか、丁寧に部会と相談のうえ掘削をしていただきたい」