ナイフをブッ刺して完成!アメリカ人溺愛の朝食が衝撃的すぎた
ワッフルチキンを知らない方に豆知識をご紹介すると……。 チキンとワッフルという組み合わせのメニューは、実は“アメリカのクラシックメニュー”といえるほど古くからありました。諸説ありますが、1960年代にアメリカ南部のアフリカ系アメリカ人たちの中で生まれたソウルフードのひとつともいわれています。19世紀初頭に入ると、アメリカでは食材の不足により価格が高騰し、ワッフルチキンは上流階級の食べ物として知られるように。 その後、ジャズやブルースが広まっていくのと同じように、南部発祥のワッフルチキンもアメリカ各地に伝わっていき、シカゴにも到達(※1)。音楽の街シカゴならではの流行り方をしたといわれているのは、朝食のワッフルと夕食のフライドチキンの組み合わせを、夜遅く仕事を終えたミュージシャンが夜食としてサパークラブで食べた事が火付け役となったとも言われていいます(※2)。
アメリカ南部発祥のソウルフード、クラシックな「ワッフルチキン」 そんなワッフルチキンですが、ここシカゴでは2016年専門店がオープンし、刺激的なビジュアルと圧倒的ボリューム感に進化したことでジワジワと人気メニューに!専門店以外でも、メニューに取り入れるお店が増えてきています。
ボリュームがとんでもない……! 実際にワッフルチキンを食べてみた
私がよく行くブレックファーストレストランやブランチレストランのお店も、どこもメニューにワッフルチキンがあるので、その見た目、味を確かめるべく実際に食べてみました。
1店目のワッフルチキンは、大きなワッフルを半分にして、その2枚で分厚い鶏むね肉のフライドチキンを挟み、トッピングには塩気の強いカリカリベーコンのフレーク、緑色のイタリアンパセリが散りばめられ、全体に甘いメイプルシロップがたっぷりと降りかかっています。 そのままだと食べにくいので、切り分けるのに必要な大きなナイフが真上から下へと突き刺さっていて、崩れ防止の役割もしています。ワッフルは外がカリッと焼かれ、中はフワッと柔らかい生地でほのかな甘さを感じます。大きな鶏むね肉もカリッとした衣でフライされ、ベーコンのしっかりした塩気が、濃厚な甘さのメイプルシロップと相性抜群! 甘じょっぱさが最高なペアリングとなっています。