災害時の対応力・危機管理能力・防災力アップ 福島県小野町で防災訓練 誘導や救助、手順確認
福島県の小野町・県県中地方総合防災訓練は8日、町運動公園で行われた。町、県、防災関係者、住民が一体となり、大規模災害時の対応力を高めた。 町、町消防団の主催、県県中地方振興局の共催。危機管理能力の向上と町、県の連携強化や自助・共助で住民主体の防災力を高める目的。町、県をはじめ、郡山地方広域消防組合や田村署、陸上自衛隊第6高射特科大隊、県消防防災航空隊、田村医師会、町社会福祉協議会など各団体が参加した。 台風の影響で非常に強い雨が継続的に降り続き、震度6弱の地震も発生した―との想定で実施した。災害対策本部の設置や情報の収集、避難誘導、負傷者救助・救護、放水、土のう工法、炊き出し訓練などを繰り広げた。 防災ヘリやはしご車、ドローンなども登場した。中学生らが参加して段ボールのベッド設営や放水体験コーナーなどもあった。外国人に対応した避難受け付けなどにも取り組んだ。 参加者は万が一の災害を想定しながら的確に行動。訓練の大切さを改めて感じていた。
(県南版)