青森山田2年生DF小沼蒼珠「絶対にもう一回この場所に戻ってくる」
第102回全国高校サッカー選手権の決勝が1月8日に行われ、青森山田(青森)が3-1で近江(滋賀)を下し大会を制した。 【フォトギャラリー】決勝の試合風景 スタメン唯一の2年生のDF小沼蒼珠はこの試合も十八番のロングスローだけではなく、高い強度の守備から攻撃への切り替えの早さを武器に近江を苦しめた。70分のゴールに繋がったカウンター時には、自陣PAから一気に相手PAまでスプリントし、近江DFを引き付けゴールを演出した。 「激しい1年で、春先は怪我で試合に絡めず、夏には途中から出ても良いプレーができず終わってしまった。秋から徐々に掴んできて、選手権やプレミアの最後やファイナルでスタメンで試合に出ることができたので、自信になった。使ってくれた監督やチームメイトにも感謝していますし、ここまで自分を信じてやってきた自分も今は褒めてあげたい」と語る優勝を支えた一人のその顔は自信と充実感に満ち溢れていた。 試合後に3年生に「絶対にもう一回この場所に戻ってくる」と誓ったという小沼は次のシーズンに向けて「プレッシャーもあるけど、それ以上にやってやろうという気持ちです。自分たちでやって行く事を信じてそれを繋げていく」と意気込みを語ってくれた。 青森山田の新チームの初陣は1月26日開幕の第23回東北高等学校新人サッカー選手権大会1回戦東海大山形(山形)戦だ。