【陸上】男子800m落合晃が1分44秒80の日本新!!日本人初の1分45秒切り、ムティアニとの激闘で大記録誕生/福岡IH
◇福岡インターハイ(7月28日~8月1日/福岡・博多の森陸上競技場)4日目 福岡インターハイの4日目が行われ、男子800mは落合晃(滋賀学園3)とフェリックス・ムティアニ(山梨学院2)が大熱戦。落合が1分44秒80の日本新記録で優勝し、ムティアニが0.30秒差の1分45秒10で2位だった。 従来の日本記録は? 男子800m日本歴代をチェック! 6月末の日本選手権を制し、その予選では自身の高校記録を日本歴代3位の1分45秒82まで短縮した落合と、2日前の1500mを3分40秒66で制したムティアニ。スタートし、バックストレートから菊池晴太(盛岡四2岩手)が飛び出すかたちとなったが、最初の1周を通過する直前に落合がギアを上げ、52秒で通過する。そこにムティアニもすぐさま反応し、ここから大激戦が始まった。 バックストレート半ばで並びかけたムティアニが残り200mでトップに立つ。しかし、ラスト50mを切って落合が逆転。堂々の2連覇を飾った。 そして、タイムは自身の高校記録を1秒近く塗り替えるとともに、日本記録(1分45秒75)も更新。日本人初の1分45秒台突破を果たした。 パリ五輪を目指した落合だったが、日本選手権を制したものの参加標準記録(1分44秒70)には一歩届かず。しかし、その標準記録に0.10秒差に迫り、世界水準の実力を改めて証明。8月末のU20世界選手権代表に選出されており、落合の世界を舞台にした戦いがいよいよ始まる。
月陸編集部