【特集】依頼者も思わず涙「お母さん、喜んでくれていたら良いなぁ」思い出の着物が洋服として生まれ変わる!依頼者の想いに寄り添い、想いを形に…困難な裁断も完璧に仕立てる、凄腕“着物リメイク職人”に密着
出来上がったのは、縦のラインが美しいロングコート。裾に向かって広がる花柄やグラデーションなど、着物そのものの良さを生かしました。
依頼者の要望に応え、“細かなこだわり”が詰まっています。 (上加世田さん) 「まず、一番オーソドックスな、締めて着るタイプを…」 悩みに悩んだ襟のデザインは、ホックやボタンを施し、5通りの着こなしが楽しめるという粋な計らいに。
(上加世田さん) 「生地の余りが…」 (荒川さん) 「よう使い切ったね、ここまで。洋服も見事やけど、これが見事やわ!」
着物を余すところなく使った自信作―。喜んでもらえました。
■「お母さん、喜んでくれていたら良いなぁ」形を変え、受け継がれる家族の思い出
母の形見である留袖は、どんな形に生まれ変わったのでしょうか。 (広文さん) 「あ、凄い!」 (峰さん) 「すごーい!」 クラシックなベストと、華やかな柄を生かしたシャツワンピース。ボタンを外せば羽織ものにもなり、幅広い着こなしが楽しめます。
(峰さん) 「めちゃめちゃ嬉しい。仏壇の前で、クルクル回ります(笑)」 (広文さん) 「完璧です」 (上加世田さん) 「良かったです」 (峰さん) 「これは嬉しいわ…。本当に、ありがとうございました」
家に帰って、母・雅代さんにご報告。 (五島さん) 「似合いますか?」 (峰さん) 「お母さん、喜んでくれていたら良いなぁ」
(峰さん) 「おばあちゃん、喜ぶと思う?」 (長男・僚太郎さん) 「うん、多分喜ぶと思う。『あんらー!よかねぇ!』って(笑)」 (峰さん) 「うふふふ(笑)」
服は、人生を豊かにするもの―。家族の思い出は形を変えて、受け継がれていきます。 (「かんさい情報ネットten.」2024年6月3日放送)
【関連記事】
- 【特集】亡き母の着物はコートに…古くなった服を“蘇らせる”奈良のスゴ腕の縫製職人に密着 遠回りして見つけた“居場所”「東京にこだわる必要はない」
- 【特集】パートナー求めて二人三脚!入会費は約25万円、それでも婚活中の若者が続々集う『結婚相談所』 鏡が大好きなカウンセラーは、通算700人を結婚に導いた敏腕仲人!会員の幸せは自分の幸せ…“人生の岐路”に寄り添う彼女たちの素顔に密着
- 【特集】犯罪者の更生支援する若手社長が雇ったのは、4度服役した実の兄…弟への劣等感、社会への焦り、ぶつかり合う想い 「“この人の力になる”と決めたら、僕は徹底的にやる」再犯を防ぐため、必要なものとは―
- 【特集】「駐車スペースが足りない」“2024年問題”の裏で勃発する休憩所争奪戦!『働き方改革』で改善された社員の分は業務委託に…ドライバーに立ちはだかる“新たな壁”と“法の抜け穴”