世界で最も有名なアスリートに錦織が選ばれイチローが隠れ1位になった理由
米国のスポーツ専門局ESPNが30日、アスリートの有名度をランク付けした「ワールド・フェーマス100」を発表し、全仏に挑戦中のテニスの錦織圭(26、日清食品)が20位に入り、日本人でただ一人100位以内に入った。 米ニューズウィーク電子版が、このランキングの内実について報じたところによると、マーリンズのイチロー(43)は、全体の124位で、メジャーリーガーとしてはトップだったという。 ESPNによるランキングは、1位がRマドリードのクリスティアーノ・ロナウド、2位がNBAキャバリアーズのレブロン・ジェームズ、3位がバルセロナのメッシ、4位がテニスのロジャー・フェデラー、5位がゴルフのPGAツアーで42勝しているフィル・ミケルソン。女子のトップは、総合格闘技のUFCで美人の元王者として活躍しているロンダ・ラウジーで16位。 種目別の内訳は、サッカーが38選手、バスケットボールが13選手、ゴルフが11選手、テニスが10選手、アメリカンフットボールが8選手で、その他の競技が20選手で、不思議なことに、メジャーリーガーを含む野球選手や、米国4大プロスポーツの一角を占めるNHLのアイスホッケー選手は、100位内に一人も入っていない。 国別では、米国が35選手、ブラジルが9選手、ドイツが7選手、イングランドが5選手、スペインが4選手、インドが4選手で、日本は錦織の一人だけ。性別では男子92選手に対し、女子は8選手だった。 このESPNのランキングは、スポンサー収入、SNSのフォロワー数、グーグルなどの検索件数をもとに弾きだされたものだという。ただ、年俸総額に制限のあるプロリーグもあることから、選手の年俸や収入はランキングには、反映されていない。 ニューズウィークは、「なぜ、ESPNはクリスティアーノ・ロナウドと、レブロン(ジェームス)を愛し、女子選手を無視するのか」という見出しで、このランキングの算出方法に疑問を呈した。