百貨店初出店! 百名店に選ばれたパティシエによる、旬のフルーツを使ったサステナブルなスイーツ(大阪・梅田)
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毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
Parlor_hana bySN 大丸梅田店(大阪・梅田)
2024年4月、大阪駅直結の大丸梅田店に「旬のフルーツ×サステナビリティ」をコンセプトとしたスイーツショップ「Parlor_hana bySN 大丸梅田店」がオープンしました。食材の無駄をいかに省くかを考え、和歌山県の農家の人たちと連携し、その時期最もおいしい旬のフルーツをメインに使用。環境や人に配慮したサステナブルなスイーツを提案しています。
シェフ兼プロデューサーを務めるのは、関西屈指の人気パティシエ西園 誠一郎氏です。西園シェフはヒルトン大阪、「御影高杉」での勤務後、企業での商品開発や専門学校講師を経て、2014年に「Seiichiro,NISHIZONO」をオープンします。同店は2019年から何度も「食べログ スイーツ WEST 百名店」に選出される人気店に。自身のお店を経営する中、アンベールジャパン アンバサダーや複数企業の商品開発の顧問を務め、「parlor_hana bySN」の商品やメニュー全般をプロデュースしています。
今回大丸梅田店から出店の要望を受け、梅田の真ん中という立地から多くの方々に「parlor_hana」を知っていただくきっかけになれば、と思ったそう。そして何度も打ち合わせを重ね、使用する果物はもちろん、デザインにもこだわりが詰まったショップが誕生しました。ショーケースの腰板の装飾は、さまざまな国内海外ブランドの装飾も手がけている、ジャイアントペーパーフラワーアーティストの福田紗由美氏によるものです。
西園シェフは生産者から「味は遜色ないのに、見た目の悪さや傷などで正規品としては世に送り出せず廃棄処理されてしまうフルーツがたくさんある。なんとかならないだろうか」という相談を受け、農家ならではの苦労や悩みを知ります。農家では、丹精込めて作ったフルーツが形が悪いと安い値がつき、残ったものは廃棄するしかなく収入が安定しないことから、後継者不足の問題にもつながっているそう。そんな先行きが危ぶまれる状況を知り、廃棄されそうになっている、味は変わらないフルーツを適正な価格で買い取り、お菓子づくりに使おうという考えにつながりました。