『バービー』続編は初期段階か:グレタ・ガーウィグとノア・バームバックがストーリーのアイデアを固めているところ
バービーが世界をピンクに染め、興行収入14億ドルという途方もない額で覆い尽くしたとき、関係者全員に投げかけられた疑問は勿論「続編は?」ということだ。 『バービー』続編は初期段階か:グレタ・ガーウィグとノア・バームバックがストーリーのアイデアを固めているところ 人生とクリエイティブ両方のパートナーであるグレタ・ガーウィグとノア・バームバックは、脚本を共同執筆し、そのコラボレーションでアカデミー賞にノミネートされた。 米『ハリウッド・リポーター』は、ある有力な情報筋の話から、ガーウィグとバームバックが続編のアイデアを練り、すでにワーナー・ブラザースに持ち込んだことを明らかにした。 スタジオの担当者と映画製作者の担当者は「この報道に正当性はない」と回答。現時点では、ガーウィグとバームバックの担当者や、ワーナー・ブラザースの担当者も報道を否定しているが、真実はいかに。 契約が成立した場合、焦点となるのは脚本を練り上げ、そのためにスケジュールを調整することだろう。バームバックは次回作、Netflix向けのタイトル未定、スターキャスト満載の青春プロジェクトのポストプロダクションで大忙しだ。ガーウィグもNetflix向けの『ナルニア国物語』の映画化を準備中。プロデューサーのエイミー・パスカルは最近、「非常にロックンロール」と作品を表現した。 ある情報筋によれば、バームバックはバービーの続編の執筆に取り掛かり、その脚本は2人の間を行き来しているという。2023年10月、ジャド・アパトーが司会を務めたWGAウェストのQ&Aで、2人は創作プロセスとして、互いに別々に執筆し、途中で草稿を共有することを話した。 続編のストーリーがどのようなものになるかについては伏せられており、バービー・ランドから現実世界に詳細が漏れる可能性は極めて低い。「あまりに早い段階でアイデアを共有しすぎると、それが悪いものになり、映画が良いものにならなくなってしまうんだ。あまり早い段階で物事を話したり、売り込んだり、一部を見せたりするのは好きじゃないんだ」彼らは以前話していた。 バービーのキャラクターを演じたのはマーゴット・ロビー。彼女が主演兼プロデューサーとして『バービー』を軌道に乗せる原動力となった。そして、この映画がアカデミー賞作品賞を含む8部門にノミネートされるなど、批評家や各賞から高い評価を受けると、彼女は監督に賛辞を贈った。 その年の興行収入1位を獲得し、最も成功した映画となった映画『バービー』。続編に関する質問は常に「どうする?」というより「いつ?」だった。その答えが見えてくる日も近いかもしれない。 第1作の公開に先立ち、第2作について聞かれたガーウィグは『ピープル』にこう答えた:「トーンとユーモアと喜びがあり、明らかにとても美しい世界。バービー・ランドに戻りたいわ」 ※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果