アシュトン・カッチャー、性的人身売買で起訴されたショーン・コムズの話題を拒否していた「話せないことがたくさんある」
先週プロデューサーのショーン・コムズが性的人身売買や恐喝の罪で逮捕、起訴された。起訴状からコムズがホテルの部屋で「フリーク・オフ」と命名したパーティーを開催していた疑いがあることが明らかになっている。検察側によるとコムズと仲間たちは恋愛関係を装って女性たちを騙し、薬物などで抵抗ができない状態にした上で、男性セックスワーカーたちと長時間に及ぶ性行為を強要していた。今年初めに国土安全捜査局などはコムズの家を家宅捜索したが、このパーティーの証拠となる薬物、1,000本以上のベビーオイルや潤滑油が押収され、シリアルナンバーが改ざんされた銃器や弾薬が発見された。
コムズが起訴されたことで注目の的になっているのが、コムズのセレブ界における交友関係。特に彼が親しくしていた男性セレブたちが彼の行為を知っていたのかどうかが関心を集めている。そんな中、アシュトン・カッチャーの過去のインタビューが発掘された。コムズは過去に「ホワイトパーティー」と呼ばれるチャリティパーティーを開催していたが、アシュトンは2009年にコムズと共同ホストを務めている。アシュトンは2019年に出演したYouTubeの番組「Hot Ones」でコムズについて聞かれると「言えないことがたくさんある」と演技がかった態度でため息をつきながら回答。パーティーに関する話題も「それについても言えない」と笑ってかわすと「頭の中でそのことを繰り返し思い出しているんだ。彼のパーティーのことだよ。あれは奇妙な思い出だ」。
ホワイトパーティーはフリーク・オフとは異なり、ハンプトンズやビバリーヒルズの自宅で公に開催されていた。ゲストの中には女性も含まれていて、会場で違法行為が行われていた証拠は見つかっていない。しかし今回カッチャーの過去の思わせぶりな発言が見つかったことで、彼が当時から何かを知っていたのではないかという疑惑が浮上している。
ちなみにコムズの逮捕後、パーティーで撮られた写真も発掘されネット上に流出している。過去にコムズと交際していたジェニファー・ロペスを初め、レオナルド・ディカプリオ、サラ・ジェシカ・パーカーとマシュー・ブロデリック夫妻らの姿が写っている。またビヨンセとジェイ・Z、キム・カーダシアン、パリス・ヒルトン、マライア・キャリーらもパーティーに来ていたことが確認されている。この写真が流出するとディカプリオの関係者はいち早く対応。新聞「デイリーメール」に「レオは過去何年もコムズと交際していない」とコメント、コムズの犯罪行為との関与を否定している。カッチャーらが何か動きを見せるのか、注目が集まっている。