ANAとトランコム、空陸一貫輸送の新サービス 空き貨物スペース活用
全日本空輸(ANA/NH)はトランコム(9058)と連携し、昼間便の航空貨物スペースを活用して輸送する新サービス「空飛ぶパレット(ソラパレ)」を8月30日から始めた。集荷から納品まで空陸一貫で届ける輸送サービスで、物流の輸送能力が不足する「2024年問題」の課題解決も目指す。 【図】新サービス「空飛ぶパレット」の概要 ソラパレは国内線の床下貨物空きスペースを有効活用するサービスで、トランコムが手配した車両で集荷・空港搬入し、ANA便で航空輸送する。目的地の空港に到着後はトランコムが搬出・納品し、客先まで陸送する。対象空港は10空港で、新千歳・羽田・伊丹・広島・松山・福岡・熊本・長崎・鹿児島の発着便に対応する。那覇出発のみ。 対応するパレットの最大寸法は140センチ×140センチ×135センチで、最大重量は1トン。パレットをコンテナで輸送する。トラック1台分に満たない少量の物量でも、トラックをフルに使わずに輸送できるという。
Yusuke KOHASE