保護者世代と違う大学入試…「ココが心配」5選
4 受験料や入学後の学費が気になる
保護者のかたにとっては、大学入試の受験料や入学金、授業料がトータルでどのくらいかかるのかも非常に気になるようです。 (体験談) 現状でも家計に余裕があるわけではないのに、大学の学費が加わると生活がどう変化するのかイメージできません。地元外に進学するとなると、仕送りなども必要になるし…。教育費はそれなりに貯めているけれど、まかなえるかどうか心配です。 (小学5年生の保護者) まずは受験料と入学金が大きな出費となりそうで、家計にとって痛いところ。さらに今後も物価上昇が続くなら、学費を払いきれるか不安です。 (高校3年生の保護者) 大学受験にかかる検定料や入学金、授業料などは、多くのご家庭にとって気になるところでしょう。 「何校受験するか」「地元・地元外のどちらに進学するか」「国公立大か私立大か」「文系か理系か」などによって教育費や生活費には大きな違いが出てきます。 まずはお子さまの希望も聞きながらご家庭で話し合い、進路の方向性を決めることが大切。 そのうえで、「どのくらい準備しておくべきか」を検討してみましょう。
5 保護者世代の経験が通用しない
保護者のかたの「入試制度が複雑」という戸惑いは、「自分のころと変わっている」という点にも原因があるようです。 (体験談) 入試制度が数十年前とだいぶ違うので、自分の経験が通じません。子どもにアドバイスしようと思っても、的外れなことを教えてしまいそうで戸惑います。「きちんと調べて一緒に検討」を心がけるようになりました。 (高校3年生の保護者) 子どもの推薦入試を検討したいと思って調べ始めたのですが、自分が高校生のころとは制度がだいぶ変わっているし、そもそも「推薦入試」という名称ではなくなっていて…。「情報をアップデートしなきゃダメだな~」と痛感! (高校1年生の保護者) 入試制度は年度によって少しずつ変わるため、保護者のかたから見ると「自分のころとはまったく違う」と感じられるのではないでしょうか。 たとえば、2019年まで「推薦入試」と呼ばれていた入試制度は「学校推薦型選抜」、「AO入試」は「総合型選抜」に変更され、試験内容も変わっています。 また一般選抜も、センター試験が2021年1月から「大学入学共通テスト」に切り替わるなど、この数年だけでも大きな変更点がみられます。 入試制度は違っても、保護者のかた自身の受験エピソードなど、お子さまにアドバイスできることはたくさんあるでしょう。 それでも、お子さまの大学受験に向けて常に最新の入試情報をキャッチしておくことで、より的確にお子さまをサポートできるのも事実です。 普段から入試に関するニュースを見たり、お子さまが話題にした大学のホームページをチェックしたりすると、さまざまな情報を得られます。 お子さまと一緒に知識をアップデートしていきましょう。