空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング51位。課題だらけの1年に…。J3への復帰はいばらの道?
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
51位:いわてグルージャ盛岡 本拠地:いわぎんスタジアム(5,046人収容) 平均入場者数:1,362人 平均収容率:26.3% いわてグルージャ盛岡の2024年は、シーズン中盤にJ3最下位に転落すると復調のきっかけをつかむことが出来ないまま1年間を終え、JFLへの降格が決定した。失意のシーズンを送った同クラブは、平均1,362人の入場者数を記録し、収容率は26.3%となった。 本拠地「いわぎんスタジアム」は収容可能人数が5,046人とコンパクトなスタジアムだが、2024シーズンにこのスタジアムで収容率50%以上を記録したのは第4節ガイナーレ鳥取戦のみだった。この試合は2,575人の観客を動員し、収容率51%を記録した。 2,000人以上を記録したのは、鳥取戦以外にわずか2試合。反対に、1,000人を下回った試合は6試合もあった。J2で戦い平均入場者1,749人を記録した2022シーズン以外は、1,200人~1,300人の間を彷徨っており、スタンドになかなかサポーターが訪れないシーズンが続いている。 2025シーズンからはJFLで再スタートとなるいわてだが、J3に復帰するにはシーズン平均2,000人の動員が必要であり、勝負の年となっていくだろう。
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