【50代以上の既婚者690人に聞いた】仲良し夫婦と不仲夫婦を分けるもの 食事・寝室・記念日行動に差
株式会社ハルメクホールディングス(東京都新宿区)の『ハルメク 生きかた上手研究所』は、このほど「夫婦関係に関する調査2024」の結果を発表しました。同調査によると、約4割の人が「離婚を考えたことがある」と回答したことがわかりました。では、仲良し夫婦と不仲夫婦を分けるポイントはどのようなことがあるのでしょうか。 【調査結果】「離婚」を考えたことがある人はどのぐらいいる? 調査は、全国の50~79歳の既婚男女600人を対象として、2024年9月にインターネットで実施されました。 その結果、夫婦関係について「満足」(満足、やや満足の合計)と答えた人は、2021年調査時の74.5%から8ポイント低下し、66.3%となりました。 性年代別に見ると、「男性70代」(78.0%)で高くなった一方、女性はどの年代も割合が低下しているほか、特に「60代」では男性が69.0%(12ポイント減)、女性が57.0%(16ポイント減)と男女いずれも大きく低下しています。なお、本調査回答者の結婚生活平均年数は35年でした。 続けて、「離婚を考えたことがある」と答えた割合は全体の42.2%となり、性年代別では「女性60代」(54.0%)が最も高くなったほか、21年調査時と比べ、「男性60代」が36.0%と5ポイント上昇しました。 また、「離婚を考えたきっかけ」について、自由回答で答えてもらったところ、「日々の生活に中々協力しない」(61歳男性)、「自分が正しいと決めつけ、他人の意見を聞かない」(66歳女性)など、性格や価値観の不一致が多く挙げられた一方、「給料が少ない」(68歳女性)、「退職を機に」(60歳女性)といったコメントも見られました。 次に、夫婦満足度別に「一緒に過ごす時間」を比べたところ、較すると、平日は仲良し夫婦(夫婦満足度において「満足」「やや満足」と回答した人)が「226分」であるのに対して、不仲夫婦(「どちらともいえない」「あまり満足していない」「満足していない」と回答した人)では「120分」、休日は仲良し夫婦の「271分」に対して、不仲夫婦では「153分」と、いずれも2倍弱の差があることがわかりました。 同様に「夫婦の会話時間」を比べると、平日は仲良し夫婦の「137分」に対して、不仲夫婦では「52分」、休日は仲良し夫婦の「169分」に対して、不仲夫婦では「64分」と2.6倍もの差が見られ、仲良しと不仲を分けるのは一緒に過ごす時間と会話の長さであることがうかがえました。 また、夫婦満足度別の「行動」を見ると、「夫婦で食事をする」(仲良し83.9%、不仲43.6%)、「同じ寝室で寝る」(同56.0%、同23.3%)、「結婚記念日をお祝いする」(同40.2%、同10.9%)といった項目で仲良し夫婦と不仲夫婦の差が大きくなりました。 最後に、自由回答で「配偶者へのメッセージ」を募ったところ、「離婚しないでくれてありがとう」(53歳男性)、「まもなく金婚だ、それまでは元気でいよう」(76歳男性)、「死ぬときも一緒ね!」(53歳女性)、「退屈する暇もない面白い人生をありがとう」(72歳女性)といった声が寄せられたそうです。 ◇ ◇ 【出典】 ▽ハルメク 生きかた上手研究所調べ
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