「自分の顔に唾を吐くようなもの」

放出報道もあるキム・ミンジェ。(C)Getty Images

　2022－23シーズンにセリエA最優秀DFに輝く活躍でナポリのスクデット獲得に貢献した韓国代表DFキム・ミンジェは、昨夏にバイエルンへ移籍。シーズン当初はCBのレギュラーとしてプレーしたものの、冬に加入したエリック・ダイアーにポジションを奪われた。 【PHOTO】９頭身の超絶ボディ！ 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの厳選ショットを一挙チェック 　その後は出場した試合でも精彩を欠き、とりわけレアル・マドリーに敗れたチャンピオンズリーグ準決勝の第１レグでは２失点に絡み、スケープゴートにされている。 　その不振の原因について報じたのが、韓国メディア『マイデイリー』だ。「衝撃だ！キム・ミンジェ不振の本当の理由が明らかになった。「トゥヘルとコミュニケーション不足がキムの低迷を招いた」と伝えている。 「キム・ミンジェの突然の墜落。その理由が明らかになった。遠くなかった。非常に近いところにあった。この問題を引き起こしたのはトーマス・トゥヘル監督だった」 　同メディアは、前述したマドリー戦の後に、トゥヘル前監督が「２度ともアグレッシブすぎる」とキム・ミンジェを非難したのを引き合いに出し、こう非難した。 「魔女狩りの先頭に立った。彼は公式記者会見でキム・ミンジェを強く非難した。自分の選手をこうも批判することはない。ところが、トゥヘル監督はそうした。自分の顔に唾を吐くようなものであると知らなかったのだ」 　記事は「監督が非難をすると、専門家、マスコミはキム・ミンジェを批判する名分を持てた。まさに批判の矢を一人で受けなければならなかった。選手と真のコミュニケーションがなされていたら、このようなことは発生しなかっただろう」と指摘した。 『マイデイリー』は「キム・ミンジェの失速原因。核心がトゥヘル監督とコミュニケーション不足という結論が出た。ドイツのビルト紙は『所属記者たちのバイエルン内部分析の結果、キム・ミンジェの不振を招いたのはトゥヘルのコミュニケーション不足のためだったと報道した』と綴り、こう締め括っている。 「トゥヘル監督はもういない。彼は去った。したがって、キム・ミンジェは次のシーズンに復活できると見込まれている」 　ヴァンサン・コンパニを新監督に迎えた新シーズン、キム・ミンジェは復活を果たせるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部